シリア紛争開始から4年 ~10の事実~

Published on 15 March 2015

WFP/Joelle Eid

2015年3月15日、シリア紛争は開始から4年を迎えてしまいました。シリアの現状をあらわす10の事実をご紹介します。

1.長引く紛争のため、シリア国民の半分にあたる1100万人が家を追われました。うち、800万人はシリア国内で、300万人は周辺国で避難生活を送っています。

2、紛争開始から4年で、人道支援を必要とするシリア人は12倍に膨れあがりました。

3.紛争前は、シリアは中所得国でした。今は、国民の半分が、最低限の暮らしも維持できない貧困に苦しんでいます。

4.パンはシリア人の食事に欠かせません。が、紛争でパン屋の2軒に1軒が被害を受け、パンの値段は平均で300%上がりました。戦闘が激しい地域では1000%上がったところも。

5.国連WFPはシリア国内外でおよそ600万人のシリア人に、食糧を配布したり、食糧を買うための電子マネーを送金したりしています。これは人々の生活を守る命綱となっています。

6.国連WFPはこれまで、安全を求めて避難するシリア人に対しておよそ200万トンの食糧を支援しました。

7.国連WFPはこれまでシリア難民に対し、食糧を買うための券や電子マネーを計10億米ドル分、提供しました。これは難民受け入れ国の地域経済の活性化に貢献しています。

8.2014年は干ばつがシリアを襲い、農作物の収穫量が過去2年間とくらべて3割以上減ってしまいました。

9.シリア人の子どもの栄養不良を改善・予防するため、国連WFPは今年、シリア人の子ども24万人に特別な栄養強化食品を配ります。

10.シリア人の食糧支援にかかる費用は、一人一日あたりおよそ1米ドルです。

国連WFPはその全てを、各国政府や企業、個人等からの寄付金でまかなっています。支援が停止すれば、戦火のシリアに戻らざるを得ないという声も聞かれます。皆様の温かいご支援を引き続きよろしくお願いいたします。