食糧引換券がシリア難民の母の味を支える

Published on 15 April 2015

電子マネーで食品を購入する女性 ©WFP/Eyad Al Baba

国連WFPのシリア紛争から逃れる難民の食糧支援に電子マネーや食糧引換券が導入されたことで、「食べる」ことが生き延びるためだけでなく、新しい国で全く新しい生活を築く辛さを和らげる役割を果たしています。

シリア紛争開始から4年が経った今も、シリア難民および国内避難民の数は増え続けています。国連WFPは、国内外で避難を続ける約600万人(昨年末時点)のシリア人に対して食糧支援を実施。食糧を購入できないシリア国内では食糧そのものを配布し、国外に逃れ、商店などが営業している地域に暮らす難民には、食糧を買うための電子マネーや食糧引換券を用いて支援を続けています。

電子マネーや食糧引換券が導入されたことで、今、料理は多くのシリア難民家庭にとって、生き延びるためだけでなく、故郷の思い出を呼び起こすきっかけになっています。国連WFPの食糧引換券を使うことで、人々は好きな食材を揃え、故郷の味を再現することができるようになりました。母の味がする料理は、お腹をいっぱいにするだけでなく、新しい国で全く新しい生活を築く辛さを和らげる役割を果たしています。

 

© WFP/Shaza Moghraby
料理をするウムさん © WFP/Shaza Moghraby

シリアの隣国、ヨルダンのザータリ難民キャンプに4人の子どもと夫と共に逃れているウムさんは、床に座り、ひき肉や玉ねぎの入った具を生地で包んで揚げたシリアの定番料理を作りながら、難民としての生活について語ってくれました。

「2年前、家族で暮らしていた家がシリア紛争に巻き込まれたことをきっかけに、ヨルダンで避難生活を送るようになりました。たどり着いた当初、難民キャンプは乾燥した広大な大地にテントを張っただけの簡素な環境で、生活は厳しかったです。それと比べれば、今はこの難民キャンプは都市のように発展し、かなり暮らしやすくなりました。」

「難民としての生活は大変ですが、シリアに帰れる日まで、私たちはできる限りのことを子どもたちにしたいと思っています」。具を包み終わり、熱した油の中できつね色になるまで揚げる作業をしながら彼女は語ってくれました。そして、ウムさんの夫のアブさんが、“Saha wa Hana,”(あなたの健康と幸福に)と言いながら、出来立ての料理をすすめてくれました。

ウムさんが作ったシリアの定番料理 ©WFP/ Shaza Moghraby
ウムさんが作ったシリア料理 ©WFP/ Shaza Moghraby

 

シリア国内外に避難を続ける人びとへ皆様の温かいご支援を引き続きよろしくお願いいたします。

 

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