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ヘリコプターとボートを出動させフィリピン台風被災者への支援強化

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2つの台風が直撃し甚大な被害に見舞われたフィリピンでは未だに、道路が冠水し支援物資の輸送が困難を極めている。そんな中、WFPはフィリピン政府の要請を受け、ヘリコプターとゴムボートをフィリピンに空輸し、被災者への迅速な食糧支援に注力している。

スティーブン・アンダーソンWFPフィリピン事務所代表は、
「大洪水で冠水した地域では多くの被災者が支援を待っているにも関わらず、車で入ることができないため、未だに支援物資を届けられない状況が続いています。我々はゴムボートとヘリコプターを使ってフィリピン政府の救援活動を支援し、被災者への支援に最善を尽くします」と述べた。

フィリピン政府は先週、WFPに対し、ゴムボート30隻とヘリコター3機を要請。うち、ゴムボート7隻が6日、第1便としてイタリアにある人道支援物資備蓄庫からマニラに到着した。ヘリコプター2機も明日トルコからマニラに到着予定。残りのヘリとボーも近日中にフィリピンに到着する予定だ。

今回のヘリコプターとボートの出動は、WFPのフィリピン緊急支援の一環である。WFPは政府と連携し、主に最も被害の大きかった首都マニラとその周辺に住む被災者に対し、米、豆、植物油、栄養強化ビスケットを3ヶ月間にわたって配給する予定。現在、WFP必要とされる2万6000トンのうちまず1万トンの食糧を調達し、被災地へ輸送しているところだ。

先月26日の台風では400万人近くが被災したが、WFPは被害が最も大きい地域に住む100万人への食糧支援を行う予定。

WFPは食糧支援の他にも、他の国連諸機関・NGOなどが連携して効率のよい支援ができるよう、緊急情報通信システム網を構築し、これらの支援機関にも提供している。

6日、WFPなどフィリピンで緊急支援を行う支援機関が合同で、計7400万ドルの資金拠出を国際社会に要請したが、WFPが緊急食糧支援を行うのに必要なのは2600万ドルと、合同資金拠出要請の大きな部分を占める。

アンダーソンWFPフィリピン事務所代表は、「各国からの支援によってWFPの活動が成り立っています。すでに支援の意思を表明して下さった国も何カ国かあります。資金を迅速に提供していただけるよう期待しています。」と語った。

フィリピンにおけるWFPの活動としては、2006年より、フィリピン南部・ミンダナオ島の紛争地域に住む人々への支援を行ってきたが、今回は台風の被害が大きくフィリピン政府からの支援要請があったことから、台風被災者への支援も始めた。