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国連WFP、南スーダンの紛争に際し避難民に食糧配布

国連WFP、南スーダンの紛争に際し避難民に食糧配布
ジュバ(南スーダン)発 –南スーダンで最近発生した武力紛争のため避難を余儀なくされている人たちに対し、国連WFPは食糧支援を行っています。国連平和維持活動(PKO)・南スーダン派遣団のジュバとベンティウ(Bentiu)基地に避難しているおよそ3万人の市民への食糧の配給を22日に開始し、今後、さらに、南スーダン国内のほかの地域に避難している人たちにも支援を拡げる予定です。

国連WFPは、食糧支援のほか、他の国連機関やNGOなどの人道支援組織に対して、「国連人道支援航空サービス (UNHAS)」という旅客・物資の航空輸送サービスを、南スーダンをはじめ世界各国で提供しています。南スーダンの紛争の激化を受け、国連WFPは19日にジュバ空港が運営再開後、人道支援関係者が活動を継続できるよう、19日から23日までに南スーダンの19か所から80の支援団体のスタッフ491人を、ジュバなどの安全な場所に飛行機で移動させました。

「国連WFPはこの危機で被災した南スーダンの人たちへの食糧支援と、安全な場所への移動が必要な人道支援関係者のサポートに全力を挙げています」と国連WFPスーダン事務所長のクリス・ニコイは述べました。「すべての勢力に対し、罪のない一般の人たちの人命を守り、人道支援関係者が中立的な立場で支援を提供していることを尊重することを求めます。」