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暴風雨被害のハイチへ、WFPの支援拡大

暴風雨被害のハイチへ、WFPの支援拡大
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ポルトープランス発

WFPは、4つの暴風雨の被害を受けたハイチで、ユニセフ(国連児童基金)やIMO(国際移住機関)、国連ハイチ安定化ミッションとともに支援活動にあたっている。道路の損壊で、輸送に使えるのは飛行機やヘリコプター、船だけという厳しい状況下にもかかわらず、WFPによる食糧支援は過去数週間で3倍になった。9月14日以降、合計1,000トンの米、豆、食用油、水、その他の支援物資を配給し、これにより支援開始後217,000人の被災者に十分な食糧を届けたことになる。

ハイチは1ヶ月の間に4つの熱帯暴風雨「フェイ」、「グスタフ」、「ハンナ」、「アイク」に次々に襲われ、国土の多くが水没した。家屋は壊れ、家畜や穀物が失われ、主要な7つの橋を含む道路システムは機能しなくなった。

もともとハイチでは国民の半数以上が一日一米ドル以下の生活を余儀なくされており、半数近くは栄養失調だった。最近は食糧や原油価格高騰の影響でさらに生活が厳しくなっていたところに暴風雨被害が相次ぎ、現地は大変深刻な状況だ。

120,000人以上が今も最大被災地ゴナイブの避難所に暮らし、その半数以上がWFPの食糧支援を受けている。ゴナイブでは、食糧配給所に群集が殺到して暴動が起きるのを避けるため、WFPのスタッフが太ももくらいまである泥水の中で日暮れ後に食糧を配ることもある。WFPはまた、泥流のためこれまで入ることのできなかったハイチ南部の村や町でも、洪水被災者に食糧配給を行った。

暴風雨でほとんど全ての農作物が流されてしまったため、WFPの食糧支援活動のための食糧を地元の農民から購入するというWFPの計画は、水泡に帰してしまった。

スペインはパナマにある国連の人道支援物資備蓄庫からの物資の輸送を手助けし、米国はWFPに上陸用舟艇とヘリコプターを貸与した。また、WFPが借りた4機のヘリコプターも、9月16日にハイチに到着、翌日には被災地への食糧空輸がスタートした。

今後6ヶ月にわたりハイチで食糧および輸送活動の緊急支援を行うため、WFPは5千4百万米ドル(約57億円)の緊急支援を国際社会に呼びかけている。




募金受付中
ハイチの被災者を支援するため、募金を受け付けています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

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口座番号:00290-8-37418 加入者名:国連WFP協会 金額:ご寄付額を明記ください。
通信欄: ハイチ緊急支援
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三菱東京UFJ銀行 店名/本店(店番001) 預金種類・口座番号/普通預金 0887110
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