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アフガニスタン難民のためのパヴァロッティ記念コンサート

アフガニスタン難民のためのパヴァロッティ記念コンサート
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2008年10月11日、12日にヨルダンのペトラにおいて、今は亡きオペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティ氏を讃えるチャリティコンサートと記念式典が開催される。

チャリティコンサートでは、アンドレア・ボチェッリなどのクラシック界の著名な歌手のみならず、ズッケロやスティングといった大物ロック歌手も出演する。このコンサートで集められた寄付金は、アフガニスタンにおいてWFP国連世界食糧計画と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の難民支援プロジェクトに充てられる。

2002年以降、500万人以上のアフガニスタン人がパキスタンやイランなどの近隣の国々から帰還している。WFPとUNHCRの共同支援プロジェクトは、学校建設、保健衛生、読み書きの訓練など、特に女性と子どもへの支援を焦点に当てている。また電気を普及させ、農業生産の向上のための水力発電や灌がい用水路の建設も予定されている。

パヴァロッティ氏は生前、10年以上に渡りコソボ、パキスタン、ザンビア、イラクなどにおけるUNHCRの活動を積極的に支援しており、国連平和大使にも任命された。

WFPアフガニスタン代表のスザーナ・リコは、「何百万人というアフガンの人々が極度の貧困状態で生活しています。何年も祖国へ帰れなかった人々には食べ物、住居、そして将来のすべてが必要です。偉大なパヴァロッティの精神は、今日でもなお人々の心を一つにしています。支援を必要とする人々を助けようと必死に努力する彼の心を私たちは決して忘れないでしょう。」と語っている。