Skip to main content

学校給食支援へのご寄付はこちらから。

マラウイ:女子への教育が生む好循環
, WFP日本_レポート

国連WFPは、ジェンダー平等を実現するための一つの方法として女性や女の子が夢を叶えることをサポートしています。アフリカ、マラウイ南部のマンゴチで、小学校に通うハジラさんに話を聞きました。将来の夢や、学校で受けている支援、先生との関わりなどを教えてくれました。

1*FBZdb-A6jn3X4IGi8aRURw.jpeg
ハジラさん(写真右) ©WFP/Cheu Mita

「私は将来、教師になりたいと考えています。私の先生がそうしてくれたように、いつか私も子どもたちが自信を持って人生を選択できるように手助けをしたいからです。」

16歳のハジラさんは、本来高校1年生になっている年齢ですが、彼女はまだ小学6年生として小学校に通っています。

ハジラさんは、 国連3機関がマラウイにて共同で実施している女子教育プログラムに参加する約7,000人のうちのひとりです。これは、国連WFP、国連児童基金(ユニセフ)、国連人口基金(UNFPA)がマラウイ国内の3地域を対象として行っている、女子が質の高い教育を受けることを目指す共同プログラムです。このプログラムでの国連WFPの役割は、地元の様々な食材を使って、学校給食を全ての児童に毎日届けることです。

国連WFPは、学校給食の提供に加えて、1カ月の出席率が80%を超えた女子児童と孤児の男子児童に対して、トウモロコシ10kgか、市場がある地域では同等の現金支援を始めました。

6人兄弟のハジラさんは、シングルマザーに育てられています。母親は、幼稚園で調理担当として働いて生計を立てていますが、限られた収入と食料価格の高騰により、食費は大きな負担となっていました。「以前は、家計を助けるため、時々アルバイトを探さなくてはなりませんでした。でも、今は、給食を食べられるし、学校に80%以上出席すれば食費や文房具購入のための現金支援を受けられるため、学校に通い続けることができます」とハジラさんは話します。

国連WFPによる支援のおかげで、 ハジラさんはアルバイトをしていた時間を勉強に割くことができるようになり、学校に通い続けることもできるようになりました。それにより彼女もいつの日か、教師になる夢を叶え、今度は、彼女自身が子どもたちに夢を与える存在になることでしょう。

国連WFPの支援活動はすべて任意の拠出金や寄付金によってまかなわれています。子どもたちが学校に通い続けられるよう、引き続き、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。