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「世界で一番誇らしい母親の気持ちです」: 国連WFP、ウガンダで母乳育児を支援

スウェーデンが資金を提供し、ユニセフと国連WFPが実施している NutriCashプロジェクトが、難民女性の生活をどのように変えているかをご紹介します
, Deborah Nguyen, Patience Akumu
ウガンダに住む南スーダンからの難民のクリスティンさんと息子のアルヴィン君にとって、母乳育児支援は生命線です。
ウガンダに住む南スーダンからの難民のクリスティンさんと息子のアルヴィン君にとって、母乳育児支援は生命線です。Photo: WFP/Siegfried Modola 

クリスティンさんと彼女の息子、そして彼女の母親は、ウガンダ北西部のキャンプに暮らす難民の一人です。WFP国連世界食糧計画(国連WFP)とそのパートナーが支援するこのキャンプには10万人以上が生活をしており、そのほとんどは女性と子どもです。

ブリキ屋根の家の正面の階段で1歳のアルヴィン君を抱きしめながら彼女は言います「この子に母乳を与えているとき、母親として自分が世界の誰よりも誇らしく感じます」。

南スーダンは紛争と異常気象に苦しむ国で、人口の3分の2にあたる800万人近くが深刻な飢餓に苦しんでいます。キャンプに住むの多く人たちは南スーダンからの難民です。

「母乳を与えることで、この子が強く、健康で、聡明な男の子に成長できることを知っています。彼は私の未来なのです」と彼女は言います。

毎朝、彼女はアルヴィン君を背負い、家から歩いて数分のところにある地元の保健センターに向かいます。そこで彼女を出迎えるのは、小さな赤ん坊を連れた女性たちです。

クリスティンさんはここでコミュニティワーカーとして、母乳育児の母親仲間を指導しながらわずかな収入を得ています。彼女は息子に最高の人生のスタートを切らせてあげたいと思い、他の女性たちにもそうしてもらいたいと願っています。

母乳育児は常に重要ですが、このような脆弱な生活環境では、それは生命線です。母乳は赤ちゃんが生後6か月間に必要なすべての栄養素を供給するだけでなく、無料でいつでも利用できます!

クリスティンさんは毎週、ケアグループとミーティングを行っています。ケアグループでは、お母さんたちがお互いに支え合い、慰め合い、母乳育児についての経験を共有しています。
クリスティンさんは毎週、ケアグループとミーティングを行っています。ケアグループでは、お母さんたちがお互いに支え合い、慰め合い、母乳育児についての経験を共有しています。 Photo: WFP/Siegfried Modola

ウガンダはアフリカの他のどの国よりも多くの難民を受け入れています。2016年、大学生で教師を志すクリスティンさんが25歳の時、反乱軍は彼女の故郷である南スーダンのイェイを攻撃しました。

彼女の父親は避難する際に命を落としましたが、彼女の夫は戻ることを決めました。

昨年、妊娠中のクリスティンさんは、スウェーデンが資金を提供するNutriCashの支援を受けました。これにより彼女は、難民コミュニティおよび受け入れコミュニティで支援を受ける13,000人の妊婦および授乳中の女性の一人となりました。このプロジェクトは、国連WFPがユニセフと協力して実施しており、食料と栄養のニーズを満たすために月13米ドル(48,000シリング)を提供し、4米ドルを貯蓄に充てるものです。

クリスティンさんは貯金の一部を使ってアボカドの木やキャッサバを植えました。彼女はいつか学校に戻って教師になるつもりで、貯金がその時の役に立つことを願っています。他の女性たちはそのお金を使ってヤギを買ったり、学費を払ったりしています。

「母乳育児をしている母親を、現金支給や栄養指導、カウンセリングを通じて支援することで、私たちは貧困の悪循環を断ち切り、これらの母親たちに子どもを学校に通わせる機会を与えています。」と、アブディラハマン・メイガ国連WFPウガンダ事務所代表は言います。「小さな事業に投資したりして、彼女たちがやがて完全に自立する手助けとなります。」

国連WFPのパートナー組織であるセーブ・ザ・チルドレンから栄養トレーニングを受けた後、クリスティンさんは女性の母乳育児を支援し始めました。

国連WFPの支援は、人々を自立への道に導くことを目的としています。
国連WFPの支援は、人々を自立への道に導くことを目的としています。 Photo: WFP/Siegfried Modola 

「一部の女性、特に若い母親は、授乳を怖がることがよくあります。多くの場合、彼女たちは授乳時の赤ちゃんの抱き方を知らず、それがあまりにも苦痛なので止めてしまいます」とクリスティンさんは言います。「ストレスがたまる多くの雑用があり、十分な母乳が出ない母親もいます」

毎週、クリスティンさんとケアグループのメンバーは、親睦を深め、母乳育児に関する情報を共有し、互いを支え慰め合うために集まっています。女性たちは木陰に集まり、赤ちゃんを膝の上に抱き、時折幼い赤ちゃんに母乳を与えながら、苦労や心配、恐れを分かち合います。

NutriCashは、国連WFPがユニセフおよびウガンダ政府と協力している、スウェーデンの資金による「子どもに配慮した社会保護プログラム」の一部です。母乳育児は、子どもたちが生き延び、成長するための最もシンプルで革新的、かつ費用対効果の高い方法のひとつです。母乳育児には幅広い利点があり、乳幼児死亡や小児疾患の予防に役立つとされています。

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