ハイチ地震: 「寝る場所さえない人たち、特に子どもを見るのはつらいです」
国連WFPのマリアネラ・ゴンザレスが8月14日にハイチを襲ったマグニチュード7.2の地震の被害を受けた地域から現地の状況をお伝えします。
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何が起きているのか理解するまで数秒かかりました。ポルトープランスは揺れていました。そして間もなく静かになりました。恐怖しかありませんでした。
マグニチュード7.2の地震に襲われたハイチ南部に住む何千人もの人にとってその数秒は死と破壊を意味するものとなりました。
最新の犠牲者は2200人にのぼり、300人が行方不明となっています。
2日後、レカイの町で被災した人たちへ提供するための医療・人道物資を運ぶ輸送車に乗っていました。
国連WFPは地震の発生前から、今回被災した地域ですでに1日に1食も食べられない何千人という人びとを支援していました。
そしてまさにこうした人たちの足元で大きな揺れが起こり、頭上にあった屋根が崩れ落ちてきたのです。数日後熱帯低気圧グレースが彼らに豪雨をもたらしました。レカイではジェレミーなど多くのコミュニティーで被害とニーズが明らかでした。
地震はハイチが長い間苦しめられてきた深刻な危機に、さらなる困難をもたらしました。人口の約半数は日々の食事を手に入れるのに苦労しています。その数は約440万人にのぼり、そのうち120万人は深刻な飢餓に直面しています。早期の予測では、地震の被害を受けた地域のニーズは55%拡大しました。
これまで国連WFPは患者、その家族、病院の医療従事者8000人に温かい食事を提供し、食料支援と現金支給を継続しています。また私たちのロジスティックスの能力をその他の国連機関やハイチ政府、NGOの震災対応にも役立てています。
病院を歩いて回ったり、寝る場所もなく路上にいる家族、特に子どもを目にするのはつらいです。しかし、命を救う支援を必要とされている時に届けるられるのは光栄なことであり、また責任だと感じています。
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