ハイチ地震: 国連WFPはパートナーと協力して被災者を支援
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8月14日にハイチで発生したマグニチュード7.2の地震により、約1,300人が死亡、約5,000人が負傷し、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は24時間体制で対応しています。
捜索・救助活動が続けられているため、今後も人数が増えることが予想されます。
国連WFPハイチ事務所は、国連WFPが管理する国連人道支援航空サービス(UNHAS)のヘリコプターが現地に到着し、政府や現地の機関を支援しているとツイートしました。「多くの道路が被害を受けている中、命を救うために緊急医療機器やスタッフを現地に送ることが優先されています。」
国連WFPハイチ事務所ピエール・オノラ代表によると、国連WFPは被害の大きかった町レカイとジェレミーの病院に医薬品を支援しており、次のステップは「食料支援―患者とその家族のための温かい食事」を提供することだそうです。
USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)のおかげで、国連WFPは災害時に迅速に対応できるよう、ハイチ国内に3,500トンの食料をあらかじめ配置しています。この中には、米、豆、植物油などが含まれており、最大で27万人を1ヶ月間サポートすることができます。
「レカイとジェレミーの間では道路が寸断されています」とオノラ代表は述べています。この2つの都市はアンス・ア・ヴォーとともに最も大きな被害を受けています。学校、病院、教会などの公共施設やホテル、そして橋などが大きな被害を受けています。
「医療上の緊急事態であることに加えて、物流やアクセスの問題もあります」とオノラ代表は言います。
地震がハイチを襲ったとき、ハイチはすでに複数の危機に直面していました。食料不安のハイチの人々は、政情不安、ギャングの暴力、ハリケーンシーズン中の食料価格の高騰などの影響にすでに対処していました。
地震発生以前から、人口の約半数にあたる440万人のハイチ人が緊急の食料支援を必要としていました。そのうち120万人以上が深刻な飢餓に苦しんでいました。国の南部における国連WFPの活動は、2021年にグランダンス、ニップ、南の各県で19万4,725人を支援することがすでに計画されていました。
国連WFPは最前線でハイチ政府と緊密に連携し、物流活動を支援し、救命物資や人道支援者を被災地に輸送しています。
国連WFPが管理するUNHASのヘリコプターは、政府職員や人道支援者を医療品やその他の必要物資とともに被災地に輸送していますが、国連WFPはこの重要なサービスを年末まで稼働させるために140万米ドルを必要としています。また、今週、国連WFPは緊急支援物資を運ぶ南部への輸送サービスを開始しました。
政府は1ヶ月間の非常事態を発表しており、熱帯低気圧「グレース」が近日中にハイチ南岸に上陸する見込みです。
7月には熱帯性暴風雨エルサがハイチ南部の半島を襲い、農地や家屋の屋根、通信用の電線などが破壊されました。
2010年、ハイチはマグニチュード7.0の地震で壊滅的な被害を受け、20万人以上が死亡し、無数の家族が家を失いました。
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