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国際女性の日に寄せて~ジェンダー平等と、飢餓のない世界を目指して~

国際女性の日に寄せて~ジェンダー平等と、飢餓のない世界を目指して~
, WFP日本_レポート

3月8日は国際女性の日。世界の女性に関する10つの事実をご紹介します。

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©WFP/Ranak Martin

1.国連WFPがアフリカ32ヶ国で調査した結果によれば、学校給食の提供を始めた学校では、女子生徒の就学率は一年で30%近く上昇しました。

2. 国際連合食糧農業機関(FAO)によると、農家の女性に対し、農業に必要な資源をきちんと提供し、農業における男女格差が埋まれば、世界の飢餓人口は1億~1億5千万人削減できる見通しです。

3. 国際農業開発基金(IFAD)によると、農村に住む女性の多くは、薪などの燃料を集めるため、毎日約5~10kmの距離を歩き回らなければなりません。この作業は、長ければ4時間もかかります。

4. 国際農業開発基金(IFAD)によると、アフリカ・アジア・太平洋地域の途上国では、女性の多くは男性より毎週12~ 13時間多く働いています。

5.これまでに26万人以上の女性が、小規模農家と市場を結びつける、国連WFPの「前進のための食糧購入(Purchase for Progress, P4P)」プログラムに参加し、職業訓練を受けました。

6. 国連ウィメン(UN Women)によると、世界の女性の収入は平均して男性より24%少ないという結果が出ています。

7. もし、すべての妊婦が必要な栄養を十分に摂取できれば、毎年80万人以上の子どもの死を防ぐことができます。

8. 世界銀行によると、女の子が初等教育を受ける期間が1年間延びると、その子の将来の収入は約10~20%増加し、中等教育を受ける期間が1年間延びると、将来の収入は約15~25%増加します。

9. 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)によると、女の子と男の子に教育機会が平等に与えられている国は世界の40%未満しかありません。中等教育において平等な男女比が達成されている国は、世界の39%しかありません。

10. アフガニスタンでは、法曹界で活躍する女性は極端に少なく、弁護士の19.3%、裁判官の8.4%にすぎません。