アフガニスタン:冬の到来と人道的危機が迫る中、国連WFPは活動を継続
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WFP国際連合世界食糧計画(国連WFP)は、人道性、公平性、中立性、運営上の独立性の原則に基づき、3人に1人が飢餓に苦しむアフガニスタンの人びとへの支援を続けています。
長年にわたる紛争に加え、干ばつや新型コロナウイルス感染症の流行などの影響により、1,400万人のが食料不安に直面し、そのうち200万人の子どもが栄養不良に陥っています。
迫り来る冬によって、遠隔地の山間部に住む人びとの生活はさらに厳しいものとなるとみられています。
「国際社会がアフガニスタンの人びとの命を優先させなければ、この冬、人道的な大惨事が待ち受けているでしょう。」と、国連WFPアジア・太平洋地域副局長のアンシア・ウェッブは、本日ジュネーブの国連で行われたブリーフィングで述べました。
また、「例年この時期、国連WFPはアフガニスタン各地の倉庫やコミュニティに食料を貯蔵しておき、冬の厳しい雪に閉ざされる前に、支援を必要としているアフガニスタンの家族に配るために忙しくしています。」と付け加えました。
しかし、今年は資金不足とニーズの高まりにより、10月以降、国連WFPの主な供給物資である小麦粉が不足してしまう可能性があります。
ウェッブはブリーフィングで、「山道が雪で塞がれる前に必要な援助資金を確保し、食料を供給するためには、数週間しか残されていません。」と語りました。
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手遅れになる前に、命を救う支援を届けるために、国連WFPは2億米ドルを緊急に必要としています。
治安と物流の面での困難がありますが、国連WFPは、戦闘が活発な地域を含む国の大部分へのアクセスを維持しています。
今年の上半期には、WFPは戦闘によって新たに避難を余儀なくされた人びとを含む550万人に食料・栄養支援を行いました。
計り知れない困難があるにもかかわらず、国連WFPは国内の大部分へのアクセスを維持しています。私たちは、人道支援パートナーとともに、人道支援活動を継続し、この重要な時期にアフガニスタンの家族を支援し続けることを約束します。