WFPはフィリピンを襲った2つの台風への対応を強化
命を救うための食料と物流の支援が進行中です。WFPは相次ぐ台風で壊滅的な被害を受けた地域に、急いで支援を届けています。
【マニラ、フィリピン】 超大型台風26号(国際名:Fung-Wong、現地名:Uwan)は、猛烈な強風、豪雨、そして大規模な洪水をフィリピンで最も大きく、人口も最多のルソン島に引き起こしました。26号(Fung-Wong)は今季21番目の台風で、数日前に台風25号(国際名:Kalmaegi、現地名:Tino)がもたらした被害をさらに悪化させています。これら2つの台風により、830万人以上が影響を受け、140万人以上が避難を余儀なくされ、地域社会は相次ぐ災害に打ちのめされています。
【マニラ、フィリピン】 超大型台風26号(国際名:Fung-Wong、現地名:Uwan)は、猛烈な強風、豪雨、そして大規模な洪水をフィリピンで最も大きく、人口も最多のルソン島に引き起こしました。26号(Fung-Wong)は今季21番目の台風で、数日前に台風25号(国際名:Kalmaegi、現地名:Tino)がもたらした被害をさらに悪化させています。これら2つの台風により、830万人以上が影響を受け、140万人以上が避難を余儀なくされ、地域社会は相次ぐ災害に打ちのめされています。
以下は世界食糧計画(WFP)の最新の活動状況です。
超大型台風26号への備え ― WFPの取り組み
現金支援
- 台風が襲来する前に、緊急の現金給付を進路に位置している5州の21万人以上に届けました。
- 各家庭には4,000ペソ(約68米ドル)が支給され、嵐への備えや必要に応じた避難が可能となりました。
- 家族はこの現金を使って食料を備蓄し、家屋を補強し、安全な場所へ移動しました。
- 危機が発生する前に支援を行う「事前対策措置」は、人々の生命と生活を守り、嵐が過ぎた後の復興を早める効果があります。
- 社会福祉開発省と協力することで、数十万人が2度目の大型台風の上陸前に備え、対応することができました(対象地域はアウロラ州、バタネス州、カガヤン州、イサベラ州、ヌエヴァ・エシハ州)。
超大型台風26号(Fung-Wong)通過後の人道支援
緊急食料支援
- WFPは約100万人に18万7,000世帯分の食料パックを届けました。
- 各世帯用食料パックは、家族が3日間生活できる内容になっています。
- WFPは即時対応が可能となるよう、事前に27万1,000世帯分の食料パックを備蓄しました。その中には大韓民国から寄贈された米も含まれています。
通信・物流支援
- WFPと政府は、台風被災地の支援者や地域社会の通信を回復させるため、移動式緊急通信ユニットを展開しました。
- WFPは発電機や倉庫設備を提供し、さらに14州にわたる政府の対応を支援するため、多目的保管ユニットや人員を派遣する準備も整えています。
- 2013年の超大型台風ハイエン以来、WFPは政府の防災管理システム強化のため技術支援を行っており、それが迅速かつ早期の対応を可能にしています。
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編集者向け注釈:
報道用の写真はこちらから
世界食糧計画(WFP)は、緊急時に人命を救い、食料支援を利用して、紛争や災害、気候変動の影響から回復しつつある人々のために、平和、安定、繁栄への道を築く世界最大の人道支援組織です。