スティーブン・アンダーソン 国連WFP日本事務所新代表 就任
1月末、モハメッド・サレヒーン国連WFP日本事務所前代表が35年間の永続勤務を終え退職しました。それに伴い、2月、スティーブン・アンダーソンが新代表に就任しました。
1月末、モハメッド・サレヒーン国連WFP日本事務所前代表が35年間の永続勤務を終え退職しました。それに伴い、2月、スティーブン・アンダーソンが新代表に就任しました。
アンダーソンはこれまで、国連WFPスーダン・エチオピア・フィリピン事務所やローマ本部等で様々な仕事をしてきました。短期でケニアと南アフリカでの支援にも携わり、現場での活動経験が豊富です。
アメリカ国籍のアンダーソンですが、家庭はややユニークです。曽祖父・祖父・父は全員アメリカ国籍でありながら、仕事のためアフリカ、中東、アジアで暮らしました。彼自身もケニアで生まれ、ケニア、ウガンダ、南部スーダンで育つうちに、開発・人道支援の仕事をしたいと願うようになりました。
1989年に国連ボランティアとして国連WFPスーダン事務所で仕事を始めたアンダーソンは、京都府宇治市から看護教育職の青年海外協力隊員として派遣されていた藤井かおりさんという日本人女性と出会います。二人は1993年に京都で結婚、3人の子どもに恵まれました。今回、日本での勤務となり、さらに日本文化を知りたいと願っています。
国連WFPでの長年の勤務で最も印象に残っていることは、紛争でひどい飢餓に襲われたスーダンでの支援、農地改善を通じて自立と開発を促すエチオピアでの参加型プロジェクト、最近ではフィリピンを襲った台風24号に際しての緊急支援等です。これらの活動には、日本政府および国民の皆様からいつも多大なる支援が寄せられており、大きな感謝の念を抱いていたそうです。
皆様、アンダーソン代表をどうぞよろしくお願いします。
略歴はこちら:http://ja.wfp.org/about/bureau/director