ロヒンギャ難民の支援継続を
WFP国連世界食糧計画のデイビット・ビーズリー事務局長は、バングラデシュのロヒンギャ難民に食糧支援を引き続き行っていくことを改めて表明しました。
バングラデシュのシェイク・ハシナ首相とローマで会談したビーズリー事務局長は、ミャンマーでの暴力から逃れてきた人々に対するバングラデシュ政府の支援に感謝しました。
ビーズリー事務局長は「国連WFPは、6カ月前にこの危機が発生した初日から、命を守るためにすべてを失いながら避難してきた人々に食糧を提供してきました。これは、ドナー国による寛大な支援や、バングラデシュ政府からのサポートなしには行うことができませんでした」と話しました。
さらに、国連WFPはロヒンギャ難民を引き続き支援し、バングラデシュ政府との協力を継続すると強調しました。ビーズリー事務局長はまた、「各ドナー国は今後も国連WFPをはじめとした国連機関等の活動を支援し、必要がある限りロヒンギャ難民に手を差し伸べるでしょう」と話しました。
バングラデシュでは726,600人にのぼるロヒンギャ難民が国連WFPの食糧支援を受けています。約113,000人の女性と子どもたちが栄養強化食品を配給されています。さらに、9万人の人々が国連WFPの電子食糧引換券プログラムに登録されており、指定された地元の店で食品を購入することができます。国連 WFPは、難民キャンプのあるコックス・バザールで支援を行うために毎月2,730万米ドル(約28億円)が必要です。
これまでにご支援いただいた、オーストラリア、カナダ、デンマーク、欧州連合、ドイツ、イタリア、日本、クウェート、ルクセンブルグ、スイス、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、国連中央緊急対応基金(CERF)、スイス、タイ、英国、米国、そして個人と企業に感謝いたします。