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日本政府、WFPを通じフィリピン台風被災者に迅速な支援

横浜発:日本政府は9日、フィリピンを直撃した台風16号「ケッツァーナ」の被災者への緊急食糧支援として、WFP 国連世界食糧計画を通じ、およそ4億500万円(450万米ドル)の拠出を供与することを決定した。

この拠出は、米6,700トン(67万人の1ヶ月分の食糧に相当)の購入に充てられる。また、フィリピン政府および人道支援諸機関が連携し、迅速かつ効率的な支援を行えるよう、人道支援関係者への航空サービスや支援物資の空輸にも活用される。
 
モハメッド・サレヒーンWFP日本事務所代表は、「今回の日本政府からの拠出金は大変時宜にかなったもので、心より感謝致します。多額の拠出金をいただいたことにより、台風で全てを失った被災者の人々へ迅速な支援をすることができます。このような日本政府の緊急事態への迅速な対応は世界のお手本であり、拠出額も今までのところWFPのフィリピン台風被災者支援へ宛てられた寄付の中で最も大きいものです。心よりお礼申し上げます」と述べている。
 
9月26日にフィリピンを襲った台風16号「ケッツァーナ」では、豪雨により大洪水が発生し、400万人近くが被災した。WFPは被災者100万人を対象とした緊急食糧支援活動にあたり、およそ23億4300万円(2,600万米ドル)を早急に必要としている。資金は、食糧の購入、人道支援関係者がアクセスの悪い被災地に入る際に必要な航空サービス、支援物資の空輸や輸送強化活動、および緊急情報通信網の整備に充てられる。
 
2009年、日本政府はWFPへおよそ1億9,500万ドル(175億7000万円)を拠出し、WFPにとって第三位の拠出国となっている。
 
マニラで行われた記者会見の様子はこちらからご覧になれます。
 
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WFPは世界最大の人道支援組織で国連唯一の食糧支援機関です。2009年、WFPは74カ国でおよそ1億800万の人々に食糧支援を行う予定です。最新の情報はWFP日本事務所ホームページwww.wfp.or.jp(日本語)、もしくはWFPローマ本部ホームページwww.wfp.org(英語)まで。