津村康博が国連WFP日本事務所の新代表に就任
津村は民間企業・団体での勤務を経て、1998年に国連WFPに入職。国連WFPでの25年のキャリアの中で、ローマ本部、日本事務所、コソボ、ケニア、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、セネガル、モーリタニア、シエラレオネ、ガンビアと多くの支援現場での活動に携わってきました。直近では、ガンビア国事務所の代表を務めました。国連WFP日本事務所の新代表として、現場での豊富な経験を活かし、日本の皆様に国連WFPの活動をさらに知っていただき、支援を拡大するための活動を行っていきます。
津村康博よりご挨拶
皆様、はじめまして。このたび国連WFP日本事務所代表に就任した津村です。国連WFPに勤務して今年で25年になりますが、そのうち16年間、旧ユーゴスラビアのコソボやアフリカ諸国での現地支援活動に従事しました。
最新の「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」国連報告書によると、新型コロナウイルス感染症の流行や度重なる気候危機の影響、ウクライナでの戦争を含む各地での紛争の影響で、世界で最大7億8300万人が飢餓に直面しています。この数は、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年から1億人以上増加しました。このような中、国連WFPは国連唯一の食料支援機関、飢餓ゼロを目指す世界最大の人道支援組織として、120以上の国と地域に拠点を持ち、緊急食料支援や自立支援を行っております。2020年には、飢餓との闘いに尽力してきたことなどが評価され、ノーベル平和賞を受賞しました。
現場を知る国連WFP新駐日代表として、世界各地の飢餓の問題や国連WFPの取り組みを日本の皆様に紹介し、私たちに何ができるのかを一緒に考え、実際に行動を起こしていきたいと考えています。
皆様の温かいご支援を賜れますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
津村康博の略歴
民間企業・団体を経て、1998年より25年間、国連WFPに勤務。イタリア・ローマ本部を皮切りにコソボ、日本(WFP日本事務所)、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、セネガル(西アフリカ地域統括局)、モーリタニア、シエラレオネ、ガンビアなど9か国を拠点にWFP活動に携わる。そのうちアフリカでの勤務は15年におよぶ。
担当分野は、本部や連絡事務所での連携促進・政策調整から、現地食料支援活動の調整、災害準備対応と緊急支援活動、農村自立促進プロジェクト実施管理、現地事務所における管理職(代表職:ガンビア、副代表職:モーリタニア及びシエラレオネ)にわたる。東京大学卒。上智大学大学院修了。
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国連世界食糧計画について
WFP国連世界食糧計画は飢餓ゼロを使命として活動する世界最大の人道支援組織であり、緊急時に人の命を救い、食料支援を活用して、紛争や災害、気候変動の影響を受けた人びとのために、平和、安定、繁栄への道筋を構築しています。
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