フィリピン台風・被災地支援:国連WFP、民間部門への協力要請を強化
その一つは、ケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)やピザハットなどを展開するレストランチェーン「ヤム・ブランズ」です。世界の飢餓と貧困の撲滅に貢献するために、国連WFPを支援する飢餓救済プログラム「World Hunger Relief (世界飢餓救済)」を毎年展開していますが、台風30号の被害が世界に知れ渡ると、数時間のうちに同プログラムから150万ドルの寄付をして下さいました。「被災者たちは台風の被害で大きな苦しみを負っています。そんな中、被災直後にご寄付を頂いたことで、彼らが食糧難に陥るのを食い止めることができます。」と国連WFPフィリピン事務所代表、プラヴィーン・アグラワルは述べました。「そして、これは飢餓のない世界を達成する上で、民間部門が果たす役割が大きいことを物語っています。」
物流支援
配送会社UPSは、国連WFPの物資輸送活動に25万米ドルを寄付してくださることになりました。国連WFPは様々な支援機関を束ねて被災地への物資輸送を主導する任務を負っています。UPS、TNT、 Agility、 A.P. Moller-Maerskの4社は緊急時にボランティアで輸送人員とサービスを提供し国連WFPと緊急時輸送チームを結成するというパートナーシップを結んでおり、ご寄付はこの活動に充てられます。「これらのパートナーから、専門技能や支援を提供いただき、私たちは本当に幸運です。」と国連WFPが率いる物流チームの団長、トーマス・トンプソンは言いました。しかし、依然として、倉庫を確保するためのスペースや小型輸送船など、食糧を輸送し、配給するために必要なサービスが求められています。
前線での支援
膨大な支援需要がある中、フィリピンの民間部門もまた政府や国連WFPに対し、精力的に支援を申し出て下さいました。アヤラ・コーポレーションは被災地に迅速な支援を、KFCフィリピンは、親会社ヤムから割り当てられた資金を上回る寄付をしてくださいました。
また、フィリピン人の女優で、フィリピンのWFP飢餓撲滅大使を務めるKC Conceptionさんは個人的に寄付をしてくださり、近日中に被災地に向かわれます。 Conceptionさんは自身のツイッターで「台風の被災者は日々、生きるためにがんばっています。皆で、どんな支援でもしていきましょう」と呼びかけました。また、ロック・グループJourneyのリードヴォーカル、アーネル・ピネダさんも個人的に寄付をしてくださった上、ファンに国連WFPを支援するよう呼びかけてくださいました。
しかし、需要は膨大です。国連WFPは、これからの数ヶ月で、食糧と輸送、通信支援を行うために1億米ドルを必要としています。緊急支援の終了や、フィリピンの人たちが通常の生活に戻れるのを待たずに、メディアからは台風30号の報道が消えていくでしょう。国連WFPは台風被災者の方々が元の生活に戻り、地域に希望と活気が戻るよう、支援をして下さる個人や企業の皆様と共に活動を続けていきます。
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大災害に苦しむフィリピンの人々を支えるため、皆様のご支援をよろしくお願いします。
<寄付方法>
▼クレジットカードで
★WFPホームページから
http://ja.wfp.org/get-involved/personal
※使途選択で「緊急支援(フィリピン台風)」を選択ください。
★電話から 0120-496-819(通話料無料)
▼ゆうちょ銀行から
口座番号:00290-8-37418
加入者名:国連WFP協会
※通信欄に「フィリピン」とご記入ください。
▼手数料無料振込口座から
三菱東京UFJ銀行
店名:本店(店番001)
口座種類・口座番号:普通預金 0887110
口座名:トクヒ)コクレンWFPキヨウカイ
◎2013年12月31日までに、上記の三菱東京UFJ銀行・手数料無料振込口座に 頂戴したご寄付は全てフィリピン緊急支援に活用させていただきます。
※その他の使途を選択する場合や領収書発行につきましては、国連WFPまでご連絡ください。
【お問い合わせ】
国連WFP
電話:0120-496-819
9:00~18:00(年末年始を除く毎日)
携帯電話・PHSからもつながります