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WFP 国連世界食糧計画日本事務所と富山大学人間発達科学部飢餓と貧困をテーマにしたモデル授業の展開で協力を約束する覚書を交換

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横浜発 − WFP 国連世界食糧計画(以下WFP)日本事務所と国立大学法人富山大学人間発達科学部(以下富山大学人間発達科学部)は、7日、「FOOD FORCE」を使った学校でのモデル授業の展開等に協力することを明記した覚書を交換したことを発表した。

「FOOD FORCE」は、世界中の飢餓の現状とWFPの緊急食糧援助活動をより多くの人々に理解し、学んでもらうことを目的にWFP が制作したビデオゲームであり、世界中で300万件もダウンロードされる話題作となった。日本語版のゲームは昨年10月にコナミ株式会社の協力のもとに実現し、すでに25万件以上のダウンロードを記録している。さらに今年2月にはコナミ株式会社と財団法人上月スポーツ・教育財団の協力により、「FOOD FORCE」(日本語版)の教師用ガイドも完成した。

覚書の交換に先立ち、「FOOD FORCE」の教師用ガイドでは、富山大学人間発達科学部が学習プランの一部を作成した。また、今後の協力内容としては「FOOD FORCE 」を含むWFPの資料などを活用した富山大学の付属小学校、中学校での授業を試行的に展開することなどが挙げられている。

富山大学人間発達科学部では、「FOOD FORCE」にかねてより高い関心をもっていた。またWFPでも飢餓や貧困、国際援助などへの関心の高まりに伴い、日本の学校教育課程の中でこれらの問題を取り上げていく必要性を認識しており、今回の両者の協力関係が実現する運びとなった。