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SDGsまであと10年

, WFP日本_レポート

「飢餓ゼロ」を目指して、行動の年に。

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本年2020年は、国際社会が「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指す2030年まであと10年となる節目の年です。SDGs達成に向けた機運が国際的により一層高まることが期待されます。達成に向け、私たちは何をするべきなのか、問われる年になります。

国連WFPの使命であるSDG2「飢餓をゼロに」の達成への道のりは険しい状況にあると言わざるを得ません。気候変動や紛争の影響により世界では今なお8億2100万人が飢餓に直面しています。この数は3年続けて増加しています。私たちはこのままでは「飢餓ゼロの」達成は危ういかもしれないと危惧を抱いています。

世界の飢餓人口:8億2100万人

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「世界の食料安全保障と栄養の現状2019」http://www.fao.org/state-of-food-security-nutrition/en/

気候変動が飢餓に及ぼす影響は計り知れず、モザンビークなどの世界各地で頻発している干ばつや大洪水は、すでに脆弱な環境下にある人々の生活を根底から崩し、農業をはじめとする食料生産にも大きな打撃を与えています。また、イエメン、シリアなどで続いている紛争は大きな規模で人々を飢餓状態に陥らせています。

気候変動の影響を受けるチャドからのメッセージ

今年、日本では夏に東京オリンピック・パラリンピック、12月には日本政府主催の「成長のための栄養(N4G)サミット2020」が開催され、国際的に日本が注目を集める年となります。これらの国際的なイベントは世界が、日本が健康的な体づくりに欠かせない栄養や基本的な食料の重要性について目を向けるいい機会となります。このような年に、私たち国連WFPは、飢餓ゼロを目指して積極的に行動を起こしていきたいと考えています。

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国連WFPは日本をはじめとする各国政府や企業、そして市民の皆さまからのご支援により、世界80カ国以上9000万人に対し、命を救い、健康を支える食料支援を行っています。学校における給食支援や、5歳未満の子どもや妊産婦が対象の栄養支援は、子どもたちが健やかに育ち、さらに自らの未来を切り拓いていく力となります。

SDGsまであと10年ー。

この世界の全ての人々が「希望」の礎となる「食料」を十分に手に入れらますように。ともに私たちに何ができるのかを考え、行動に移す10年にしませんか。