Skip to main content

back to school ~バック・トゥ・スクール~ 「学校給食」×「水と衛生」

新型コロナウイルスで学校に通えなくなった子どもたちへの復学を支援
, WFP日本_レポート

<本キャンペーンは2020年9月30日で終了いたしました。ご協力いただきました皆様に心からお礼申し上げます。しかし、新型コロナウイルスが世界の家族や子どもたちに与えている影響は未だ深刻です。引き続きのご支援をどうか宜しくお願いいたします。>

学校が再開したら、子どもたちに元気に学校へ戻ってきてほしい。 今、途上国は新型コロナウイルスによる一斉休校が影響して 再び学校へ通えない子どもたちが増える懸念があります。 子どもたちの復学に、あなたのご支援が必要です。

1*yc9kzHbZkg1JEcVHbkT88g.jpeg
南スーダンの首都ジュバで、全校生徒およそ500人、その多くが孤児の子どもたちが通うこの学校も、新型コロナ感染拡大の影響で休校となった。Photo: WFP/Musa Mahadi

新型コロナウイルスによる休校は、 途上国の子どもたちにとって深刻な問題です。

日本と同じように、途上国でも新型コロナウイルスによって、多くの学校が休校となっています。子どもたちの学力低下も問題ですが、子どもによっては1日で唯一、栄養価の高い食事である学校給食が食べられないなど、栄養・健康面にも影響がおよんでいる状況です。 さらに大きな問題は、今後学校が再開したとしても、途上国の子どもたちは必ず通学を再開できるとは限らないことです。休校から学校へ戻れず、そのまま学ぶ機会を永遠に失う可能性があります。国連WFPの届ける食料は、そんな子どもたちと学校とをつなぎ止めるという役割も担っています。子どもたちの未来を守るため、今こそ食料を届けることが必要なのです。

学校が休校になった国:194カ国

休校により学校給食が食べられない子ども:3億7,000万人 そのうち女子児童:48%

休校により国連WFPの学校給食支援が受けられない子ども: 1,300万人以上

1*oWWFq_X5AZKUWKFLCDBxtQ.jpeg
カメルーン北部の町コザで、国連WFPが提供した温かい持ち帰り食料を食べている休校中の子どもたち。Photo: WFP/Glory Ndaka

子どもたちが必ず学校に戻れるように

学校が再開したとき、子どもたちが必ず学校へ戻れるように、国連WFPはユニセフと共同で、親が子どもを通学させる強い動機づけとなる「学校給食」と、破傷風などの予防接種も含めた「水と衛生」を提供するプロジェクトを進めています。そのため、皆様からのこの取り組みに向けたご支援を必要としています。

学校給食:地元の学校などを拠点として、学校給食のかわりとなる「持ち帰り食料」や「食料引換券」を提供。そして、学校再開時にはすぐ給食を開始できるよう準備しています。

水と衛生:予防接種などの支援に加え、国連WFPの食料配給拠点で、石けんの提供や手洗いの指導などを実施しています。

1*o6era7q1195GbBAJPjn91Q.jpeg
ナイジェリア・ラゴス近郊の持ち帰り食料の配給拠点に、祖母と一緒に受け取りにやってきた8歳のデイビッド君。Photo: WFP/Damilola Onafuwa

「back to school」に向けた取り組み

ユニセフとの共同での取り組みを通して、国連WFPは、最も脆弱な状況にある30カ国に焦点を当て、休校中は子どもたちと学校の絆を維持し、再開後はすぐ学校に戻れるよう支援を行っていきます。

子ども1,000万人への栄養・健康支援

家事などで家に留められがちな女子児童の支援

学校などを拠点とした持ち帰り食料の配布

1*MgE6gPZzFNJWox_dqtP-zw.jpeg
シリアの中でも感染被害のリスクが高いとされる北東部の町デリゾールでの食料配給。男の子が嬉しそうに食料を持ち帰っている。Photo: WFP/Muhammad Deab

各国での支援状況

シリア:4,000人の子どもたちに、食料と衛生用品を受け取れるユニセフとの共同バウチャー(引換券)を配布

キルギスタン:53,000人以上の小学生とその家族に、持ち帰り食料として4kgまでの小麦を配布。

ホンジュラス:地元の学校にある給食センターや教師たちの協力を受けて、生徒たちの自宅へ食料を配達。

コンゴ:学校給食にかわる、米・エンドウ豆・植物油・塩・イワシからなる持ち帰り食料を提供。

ニジェール:150,000人の子どもたちに持ち帰り食料を提供したほか、13,000人の女子児童に奨学金を支給。

1*xZ8CUoTBt-1c1V922WRgNA.jpeg
コンゴ共和国(ブラザビル)プール県での登録の様子。校長のヨランデ・モランガが、1年生のエミリーの名前を探している。 Photo: WFP/Alice Rahmoun

国連WFPのソリューション「持ち帰り食料」

マラウィ:国連WFPのおかげで、休校中も子どもたちに朝食を与えることができます。

私はジョイス・ネレシュ。5人の子どもを育てるシングルマザーです。 新型コロナウイルスの影響で、子どもたちが通う学校が休校になりました。休校になる前、子どもたちは、学校で食べる国連WFPが用意してくれた朝のお粥が大好 きでしたが、今はそれもありません。 家では毎朝食事を与える余裕はなく、食べるものがない日もあり困っていたとき、国連WFPが学校での朝食のかわりに、お粥の粉を配給してくれました。おかげで、休校中も子どもたちに朝のお粥を与えることができ、家族の食料不足を補えているので助かっています。

1*9GFX3kgRfHMRfBQtoO24Cw.jpeg
学校給食代わりの朝食用持ち帰り食料を受け取る、マラウィのシングルマザー・ジョイス。 Photo: WFP/Francis Thawani

2020年12月末までに国連WFPは、過去最大の1億3,800万人に食料を届けます

まさにいま危機に瀕している人びとを支援するための「今回の寄付」に加え、ぜひ「毎月の寄付」もご検討ください。継続的なご寄付が、家族や子どもたちの未来を救う支援につながります。

温かいお気持ちに深く感謝いたします

今回の寄付」はこちらからお願いいたします 「毎月の寄付」での継続的なご支援はこちらからお願いいたします

【国連WFPへのご寄付について】寄付金控除の対象となる認定NPO法人・国連WFP協会が窓口となります。 領収書やご寄付に関してご不明な点は、フリーダイヤルまでお問い合わせください。0120–496–819(受付時間9:00~18:00、年始を除く年中無休) 〒220–0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1–1–1 パシフィコ横浜6F

1*8DLkKKpbMrzRy3ZlgP2X9g.jpeg
ここ南スーダンでも、世界のどの地域でも、学校が再開したら、子どもたちに元気に学校へ戻ってきてほしい。Photo: WFP/Musa Mahadi