新たなACジャパン広告「命懸けの行列」スタート
「命懸けの行列」
人気のレストランやスイーツを求める長い行列。街中で見かけたことがある人も多いはず。世界で一番長い行列はなんと8 億人待ち、地球10周分にもなります。この果てしなく長い行列に並ぶ人びとは人気のレストランやスイーツではなく、今日を生きのびるための食料を求めて命懸けで並んでいます。これは実際に今この地球上で起きている「飢餓」という現実です。国連WFPは「確かに届ける」をモットーに、紛争地や災害被災地など様々な場所で「命懸けの行列」で待つ人びとに食料を届けています。多くの人びとにこの現状を知って、支援にご協力いただきたいとの願いを込めて制作しました。ナレーションは泉谷しげるさんが担当し、力強く世界の現状を伝え、幅広い協力を呼び掛けています。
国連WFP協会 青木創(あおきそう)事務局長のコメント
今世界では、ウクライナ戦争やトルコ・シリア地震など紛争や災害、気候変動や経済危機の影響で食料不安に陥る人びとが増加しており、飢餓人口は最大8億2,800万人と言われています。広告のプラカード通り「今日を生きるための食料、8億人待ち」の状況です。国連WFPは飢餓に陥る人びとを救うために様々な支援をしていますが、残念ながら資金不足の影響で食料配給の削減をせざるを得ない地域もあります。国連WFP協会は、国連WFPの日本における公式支援窓口として、日本の皆様へ幅広い支援を呼びかけています。今年のACジャパンの広告を通して、より多くの方々に世界の飢餓問題を身近に感じてほしいと思い、飢餓人口を「命懸けの行列」として表現しました。CMは下記HPからご覧になれます。どうぞご覧ください。
CM動画はこちらのACジャパン公式ページよりご覧いただけます。(7月1日13:00より公開)
■国連WFPとは
飢餓をなくすことを使命に活動する、国連唯一の食料支援機関です。災害や紛争時の緊急支援、栄養状態の改善、学校給食の提供などを活動の柱に、123の国と地域で活動しています。2020年にはノーベル平和賞を受賞しました。
■認定NPO法人 国連WFP協会とは
国連WFPを支援する認定NPOで日本における国連WFPの公式支援窓口です。募金活動のほか、企業・団体との連携、広報を通じて、日本における支援の輪を広げています。