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WFPを通じて日本政府がミャンマーの社会的弱者へ食糧支援

横浜発:
日本政府はWFP 国連世界食糧計画に対し、8億1,400万円の拠出金を供与した。今回の日本からの拠出金は、ミャンマーの食糧不足に苦しむ社会的弱者への食糧支援に活用される。

WFP日本事務所代表代行の焼家直絵は、「日本政府から多額の拠出を頂いたことに心より感謝致します。このようなご支援は、アジアの国々における食糧の安全保障の実現に取組んでいこうとする日本政府の強い決意の表れです。WFPは日本からの寛大なご支援により、ミャンマーの人々が飢餓に陥ることを防ぎ、貧しい地域社会が自然災害などの不慮の事態に対応する力を身に付けられるよう、支援することができます」と話している。

ミャンマーでは自然災害が数多く起こっており、気候変動の影響も受けやすい。こうした背景が、貧しい人々の食糧事情を悪化させていた。

WFPは今回の拠出金で、ミャンマーにおいて34万5,000人を対象とした食糧・栄養支援活動を行う。道路、橋、灌漑水路などの地域社会のインフラを再建する事業に参加した人々やその家族へ対して、WFPはその労働の対価として食糧を支給する。このような事業を行うことは、地域社会の自然災害などへの対応能力を高めることに繋がる。

2012年、日本政府からWFPへの拠出はおよそ113億円(1億3,800万米ドル)に達し、日本はWFPにとって世界第3位の拠出国となっている。