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WFP、スマトラ地震の被災者に食糧支援

WFP、スマトラ地震の被災者に食糧支援
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10月8日 ジャカルタ発

支援物資の輸送が極めて困難な中、WFPはインドネシアのスマトラ島の大地震で被災した人々への食糧支援を開始した。

インドネシア政府と民間企業との協力のもと、WFPは5才以下の子ども、妊婦、授乳中の女性を対象に食糧支援を行っている。
10月6日にパダン周辺の被災地に届いたWFPの栄養強化ビスケットの第一便は、こういった最も弱い立場にある子ども、女性などに配給された。

牛山WFPインドネシア事務所代表は、「大地震で道路や橋が壊れて使えなくなっている中、関係者の多大な努力により、被災者の人々に支援物資を届けることができました。このような緊急事態の中、被災者の人々の栄養状態が悪化しないようにしなければなりません。」と述べた。

WFPは、遠隔地への輸送経路の確保に努めると同時に、被害が大きく、復旧が容易ではない地域を中心に食糧支援を行う予定。栄養強化ビスケットの第一便はPadang Alai周辺の孤立した村などで配給された。

WFPの支援の呼びかけに、民間部門からはアジリティ、ユニリーバ、Bank International Indonesiaといった企業が迅速に応えた。
アジリティの支援により、食糧物資がハリム・ペルダナクスマ国際空港に輸送された。さらに、数日中にはTNT社の協力により追加食糧がパダンに空輸される予定。これらの支援物資は、インドネシア政府との連携により、陸路で遠隔の被災地に運ばれる。

「企業の皆様には、WFPの支援活動に迅速に加わり、共に支援活動を行っていただき、大変勇気付けられております。この危機的な状況の中、WFPはインドネシア政府の救援活動に少しでも貢献できるよう、各国の皆様からの更なるご支援を期待しています。」と牛山代表は話している。

WFPは陸路の確保のため瓦礫を取り除いたり、被災地に食糧の一時保管倉庫を設置するため、4台のフォークリフトを現地に搬送する予定。今後もWFPはインドネシア政府や他機関と連携し、アクセスが困難な被災地への支援を続けていく。

インドネシアは世界でも自然災害が多い国の一つ。WFPはインドネシア政府、他機関との連携により、2004年のインド洋大津波や2006年ジョグジャカルタ地震の発生時にも人道支援活動を行ってきた。


★インドネシアの地震被災地での支援活動を行うため、ご支援をよろしくお願いいたします。★

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