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WFPの食糧支援、レバノン市民に届く

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ローマ発−WFP 国連世界食糧計画による人道支援として、最初の船荷が日曜日にレバノンに到着した。本日WFPは国境を越えてシリアに脱出した5万人を含む、30万人を対象とした緊急支援活動を開始した。

イタリアのブリンディシからベイルート港に到着した25トンの栄養強化ビスケットは7月12日に始まった爆撃を逃れた人々に支給される予定であり、その多くは子どもである。

これは今後3ヶ月間、更に大規模な活動を行うための最初の船荷である。本日、WFPは、レバノンで3ヶ月間の緊急支援活動を開始したが、これに加えて総額1億3,000万米ドルの国連緊急要請に関する物流管理において、主導的な役割を果たしている。どのような緊急事態においても、救援活動の成否は、トラック輸送、倉庫保管、情報伝達を含む物流支援を可能な限り迅速に、適所で行えるかに係っている。

WFPレバノン緊急活動調整官アマール・ダオウディは、「食糧を最も必要としている人々に対して、支援の手を速やかに差し伸べることが必要だ」と述べた。

「我々は支援を求めている人に、速やかに食糧を届けるべきです。彼らの暮らしはずたずたに破壊されており、支援なくしては飢餓も蔓延するでしょう。最初の国連の車両部隊が水曜日に南部へ向けて出発しますが、我々は当面ベイルート周辺の避難民に、栄養強化ビスケットを配給する予定です」とダオウディは語った。

金額にして1,030万米ドル規模に相当するこの緊急支援活動は、避難民の切迫した食糧要請に応じるものである。ベイルートの学校や公共施設に暮らす避難民95,000人、南部レバノンで最も深刻な被害を受けた地域の人々165,000人、紛争によってシリアへの避難を余儀なくされた約140,000人のうち50,000人といった、支援を最も必要としている人々への配給支援を、WFPは優先していく。

物流管理に関するWFPの特別活動の総額は3,700万米ドルを上回っており、WFPは全国連機関の物流管理を担当している。WFPは毎月最大12,000トンの食糧及び非食糧救援物資を支給し、国連が共同使用するトラック車両を国連機関、NGO、国際機関に提供する予定である。

レバノン政府によると、50万人以上が家を追われ、多くの人にとって食糧供給の確保が極めて困難なものとなっている。情勢が今後も悪化するならば、この戦闘によって数千人以上が家を失い、人道支援を必要とすることになるとWFPは懸念している。

紛争により家を追われた多数の人は、着のみ着のままで、食糧や現金をほとんど持たずに逃れた。食糧は買いだめされ、店から食糧がなくなり、物価は高騰している。