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WFPパキスタン・イスラマバード事務所で爆発、職員5人死亡

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パキスタンの首都、イスラマバードにあるWFPの事務所で5日12時15分(現地時間)爆発があり、WFP職員5人が死亡した。地元警察は自爆テロによる犯行と見ている。負傷者の中には重傷者もおり、病院で手当を受けている。

WFPジョゼット・シーラン事務局長は、事件を受けて声明を発表。「今回の爆発に巻き込まれ死亡・負傷した職員の御家族、御友人や同僚の皆さんに心より哀悼の意を表します。WFPはパキスタンで食糧難に苦しむ何百万人もの人々の命を救うため飢餓の最前線で食糧支援を行っており、殉職した職員はまさに人道支援の英雄でした。今回の事件は、WFPのみならず、人道支援コミュニティー、そして飢えている人々にとって、まさに悲劇としか言いようがありません。」と述べた。

事件で死亡した職員は次の通り。

Botan Ahmed Ali (イラク国籍、男性) 情報通信技術官
Mohamed Wahab (パキスタン国籍、男性) 経理アシスタント
Abid Rehman  (パキスタン国籍、男性) 経理上級アシスタント
Gulrukh Tahir (パキスタン国籍、女性) 受付担当
Farzana Barkat (パキスタン国籍、女性) 事務所アシスタント

WFPはパキスタンで、1千万人を対象に食糧支援を行っている。これには、今年スワート渓谷で発生した紛争から逃れ避難民となった200万人に対する緊急食糧支援も含まれる。その他には、パキスタン全土で学校給食プログラムや、最も弱い立場にある人々に対する食糧支援も展開している。