WFP、ハイチで食糧の配布を開始
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WFPはハイチの大地震から一夜明けた13日(水)、首都ポルトープランスの南東にあるジャクメルという街で3000人の被災者に食糧を配布した。
さらに、翌14日(木)にはポルトープランスの人口密集地にある病院や学校にて新たに2400人に食糧を配布した。WFPは今後すみやかに支援規模を拡大し、当面6ヶ月間、200万人を対象に食糧を配布する予定。
また、14日(木)には、WFPの指揮のもと、パナマにある国連人道支援物資備蓄庫から、非常食、救急キット、衛生電話などの物資を積んだ飛行機が3機、ポルトープランスに到着した。
調査によると、今回の大地震により、ハイチ国民900万人の3分の1にあたる300万人が人道支援を必要としていると見られる。
地震発生以前より、ハイチは西半球の最貧国であり、多くの国民が貧困や飢餓に苦しんでいた。国民の55%は1日1米ドル以下の生活費で暮らし、安全な飲料水を確保できる人も国民の半分に留まっていた。5歳未満の子どもの4人に1人は栄養不良で、国民の20%は食糧支援を必要としていた。
ただでさえ厳しい状況に生きていたハイチの人々を、今回大地震が襲い、状況は極めて深刻。一刻も早い支援が必要とされている。
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