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WFP、「アフリカの角」地域へJICAの支援物資を空輸

WFP、「アフリカの角」地域へJICAの支援物資を空輸
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東京発

WFPは今日、独立行政法人国際協力機構(JICA)の支援物資である家族用テント460張を、「アフリカの角」地域で食糧危機に直面している人々に向けて空輸する。

今回の物資空輸の手配は、WFPが運営する国連人道支援物資備蓄庫(United Nations Humanitarian Response Depot, UNHRD)のアジア拠点(在マレーシア・スバン)が行った。送られたのは1張7人まで収容できるテントで、クアラルンプールの国際空港から、エチオピアの首都・アディスアベバへ向かっている。

モハメッド・サレヒーンWFP日本事務所代表(日本・韓国兼轄)は、「JICAは、世界の飢餓、栄養不良、貧困の撲滅と食糧の安全保障を目指す、WFPの大切なパートナーです。国連人道支援物資備蓄庫は、さまざまな人道支援機関に対して、プロフェッショナルな物資輸送のサービスを迅速に提供しており、非常に価値の高い仕組みです。」と述べた。

JICAは今年6月、国連人道支援物資備蓄庫の参加団体として正式加入した。今回の空輸は、加入以来、同備蓄庫がJICAに提供する初めてのサービスである。

エチオピアに送られたテントはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が受け取り、甚大な被害を受けた地域から逃れてきた人々に、住まいとして提供する。

WFPは現在、ケニア、エチオピア、そして南部の数地域が飢きんに陥ったソマリアを含む「アフリカの角」地域において、960万人以上に食糧支援を行うことを目標としている。

WFPは、大規模な人道危機が発生した場合、国連機関やNGOの支援物資輸送を先導する任務を担っている。国連人道支援物資備蓄庫とは、緊急時対応のためにWFPが運営している倉庫で、さまざまな国連機関、国際機関、各国政府機関、非政府組織が、緊急支援物資である医療用品、テント類、IT機器、プレハブ、組み立て式倉庫などを戦略的に備蓄している。この仕組みにより、緊急事態発生時に早急に支援物資を送ることができる。
WFPは、ブリンディジ(イタリア)、パナマ市(パナマ)、アクラ(ガーナ)、ドバイ(アラブ首長国連邦)、スバン(マレーシア)の世界5か所で同備蓄庫を運営している。