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UNHCR、UNICEF、WFPの 3機関が日本政府協力による「人間の安全保障基金」でエクアドル側コロンビア難民を合同支援

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国連三大人道支援機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、UNICEF (国連児童基金)、WFP(国連世界食糧計画)は4月19日日本政府が拠出する「人間の安全保障基金」による、エクアドル北部国境地帯のコロンビア難民救済のための190万米ドル(2億1250万円)の支援に大きな歓迎の意を表明した。

エクアドル北部国境付近には隣国コロンビアでの長引く内紛を逃れて多くの難民が避難生活を送っている。この地域では地元のエクアドル住民とともにコロンビア難民が、頻発する暴力、犯罪、公共サービスおよび教育機会の欠如、さらに地元政府当局の低い統治能力のため、厳しい状況におかれている。

今回の拠出は以下のような活動により、難民、貧困家庭、子どもや女性を支援することを目的としている。

-エスメラルダ県、カルチ県、インバブラ県やスクンビオス県といった 北部国境地帯の子どもや青少年の適切な保護や心のケア等の活動
- 主に紛争による被害を受けた地域の子供たちと青少年のための、就学機会の提供と教育の質の向上
- コロンビア難民・移民が多く居住する地域の子ども、青少年とその家族の地元へ融和を促進
- 難民危機に取り組むため総体的な計画を立て、難民となった子どもや青少年の保護を確保
- 特に弱い立場におかれている人々の栄養不良状態の改善

今回の支援活動は、エクアドルにおいて、3つの国連人道支援機関(UNHCR、UNICEF とWFP)が共同で行うものとしては初めてのこと。
支援活動は2年間にわたり、3機関により相互補完的に実施される。
UNICEFは子供の保護と教育を主に担当し、UNHCR は難民や受け入れコミュニティーの保護とエンパワメント(能力強化)、そして WFP は食糧支援と学校給食プログラムを担当する。

今回の拠出は、1999年3月に日本政府の主導で国連事務局において設立された「人間の安全保障基金」から受けるもの。これまで同基金は、総額で2億7970万米ドル(315億円)の拠出を行い、国連機関による150以上の人道支援プロジェクトに貢献してきた。

お問合せ:
UNHCR駐日事務所広報室 TEL: 03-3499-2310 FAX: 03-3499-2273
UNICEF東京事務所 TEL: 03-5467-4431 FAX: 03-5467-4437
WFP東京出張所広報室 TEL: 03-5766-5364 FAX: 03-5766-5212