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日本政府、WFPへ21カ国、87億円規模の食糧支援

横浜発:
日本政府はWFP 国連世界食糧計画に対し、87億円(1億1,400万米ドル)を供与し、WFPはこれを歓迎した。この拠出金は、アジア、アフリカ、中近東の21カ国でWFPが行う難民、国内避難民、栄養不良児、授乳中の母親、妊産婦など最も貧しい人々を対象とした食糧支援活動に活用される。また、2カ国において、WFPの輸送活動にも活用される。

 今回の拠出を受け、WFP日本事務所代表代行の焼家直絵は、「日本政府の継続的なご支援に心より御礼を申し上げます。日本は飢餓問題に力強く取組んできました。今回の多大なご支援は、日本政府の人間の安全保障の実現と平和構築への強力なリーダーシップを表すものです。これにより、WFPは自然災害や紛争、そして食糧価格の高騰のために飢餓に苦しむ何万という人々に命をつなぐ支援を届けることができます」と話している。

西アフリカのサヘル地域では、干ばつが短い期間に繰り返されたことから食糧事情が急速に悪化した。日本からの拠出は、WFPが同地域で800万人以上を対象に展開している緊急食糧支援で、コメや栄養強化食品の購入に活用される。また、「アフリカの角」と呼ばれる東アフリカの地域では、大規模な干ばつ、紛争、食糧価格の高騰が最も貧しい人々の生活を直撃。今回の日本の支援で、穀物、マメ類、トウモロコシといった人々の生活に不可欠な食糧が購入される。

また、日本の拠出金は、WFPがアフガニスタンとコンゴ民主共和国で行う国連人道支援航空サービス(UNHAS)の運営事業にも充てられる。WFPはこれらの国で人道支援機関へ旅客・貨物の航空サービスを提供しており、各機関の活動に欠かせないものとなっている。

今回の拠出の対象国と拠出額の内訳は以下の通り。
アフガニスタン (22億9,200万円)、 タジキスタン (7,600万円) 、イエメン (5億7,300万円) 、カメルーン (7,600万円) 、中央アフリカ(1億1,500万円) 、チャド (2億2,900万円) 、 コートジボワール (2億6,000万円) 、ギニア (1億5,300万円) 、 ギニアビサウ (1億700万円) 、 リベリア (1億6,800万円) 、ニジェール (2億2,900万円)、 マダガスカル (1億5,100万円)、 ジンバブエ (1億9,900万円) 、 コンゴ共和国 (9,900万円)、コンゴ民主共和国 (4億5,800万円) 、ジブチ (1億1,500万円) 、 エチオピア (7億6,400万円) 、ケニア (4億9,700万円) 、 ウガンダ (3億8,200万円) 、 スーダン (11億6,900万円) 、 南スーダン (5億6,500万円)

2012年のこれまでに、日本政府はWFPへおよそ88億円(1億1,500万米ドル)を拠出し、WFPにとって世界第2位の拠出国となっている。

1ドル=76.4円で計算