日本政府からの寄付によりアフガニスタンで食糧を購入
カブール発:WFP国連世界食糧計画は、今年5月に日本政府から寄付された4億6千万円で、アフガニスタンにおける学校給食のための食糧を調達し、改めてその支援を歓迎した。
WFPアフガニスタン事務所所長代行のリキ・マリクラリは、「日本政府からの時宣を得た寛大な寄付に深く感謝いたします。この寄付により、アフガニスタンの最も弱い立場にある人々への教育のための食糧支援をさらに強化することができます」と語った。
WFPの学校給食プログラムは、女子生徒が教育を受けられていない地域において小学校への入学や授業出席を促すことを目的としている。さらに、アフガニスタンの教育システムの向上を図るため、教員育成プログラムを受講する教員にも食糧が支給される。
小学校への入学を促す活動の一環として、WFPは80万人の学校に通う子どもたちに冬期間中を通して持ち帰り食糧を支給する予定。厳しい冬の間、市場への行き来が困難になる地域に住む子どもたちは100キロの食糧を受け取る。今回の日本からの寄付は、13万人の子どもたちとその家族へ支給される5,750トンの食糧の調達に使われる。
「日本はアフガニスタンの状況について大きな関心を寄せています。WFPによる教育のための食糧支援が、教育機会の拡大だけでなく食糧不足の緩和にも貢献することを期待しています」と、佐藤英夫駐アフガニスタン国大使は語っている。