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日本の給食制度は世界のお手本

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来日したWFP 国連世界食糧計画ジョゼット・シーラン事務局長は26日、日本記者クラブにおいて記者会見を行い、長い歴史を誇る日本の給食制度を「地域の農家の生産物を使って、子どもたちに栄養価の高い給食を提供している素晴らしいモデル」であり、日本における「地産地消」の取り組みは、他国のお手本になると賞賛した。
 
会見でシーラン事務局長は、学校給食は子どもの栄養状態を改善するには大変効果的だと強調し、長い歴史を誇り、子どもの健康を守ってきた日本の学校給食制度からは学ぶところが多くある、と述べた。

「日本では、地域の農家から生産物を購入し、その食材で子ども達に栄養価の高い給食を十分に食べさせているそうですね。この『地産地消』の取り組みが、食糧安全保障を達成する上で一つの基盤となることを日本はよく理解しているのだと思います。」と、日本語で“チサンチショウ(地産地消)”という言葉を用いて会見場をにぎわした。シーラン事務局長はまた、ブラジルでも同様の取り組みが行われ、子どもの栄養不良撲滅に対して飛躍的な進歩がみられた、と述べた。

また、シーラン事務局長は、2008年、食糧危機が発生した際に、北海道洞爺湖サミットなどにおいて日本が食糧問題を重要な課題の一つとして国際社会に提起したことなど、飢餓撲滅のために日本が果たしてきた指導的役割を大きく評価した。