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日本からの食糧、アフガニスタンに届く (和文) 

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カブール発−WFP 国連世界食糧計画は今日、日本政府から食糧支援として新たに送られた3,900トンのコメを受け取った。これは日本政府が表明した食糧援助の一部で、数千のアフガニスタン人に届けられることになる。

2006年、日本はアフガニスタンでの慢性的な食糧不足を背景に、WFPの同国における人道支援に対して350万米ドルを拠出した。支援の対象者は、食糧の入手が困難な農村部に住む未亡人や孤児、障害者、結核患者やその家族など。食糧は主に、公共工事などで働く対価として食糧を配給するプログラムや、職業訓練の参加者に食糧を配給するプログラムを通じて配られている。

「日本の貢献に非常に感謝しています。私たちは、たくさんの貧しいアフガニスタン人に食べ物を配給し、生活状況を改善しようと努力しています。私たちのそんな活動に、今回の拠出は非常に大きな変化をもたらしました。冬の到来と干ばつによる全国的な不作で、人々の生活が悪化の一途をたどっている中、まさに素晴らしいタイミングで食糧が届きました。」と、WFPアフガニスタン事務所長のリック・コルシノは語った。

2006年6月にもWFPは日本に助けられている。当時、豆類や小麦、油、塩などが不足し厳しい状況に陥っていたが、その時も日本から食糧支援として豆が届いたのである。

「日本の継続的な支援のお陰で今回はコメをいただくことができ、アフガニスタン人の食生活の幅が広がりました。特に、食糧難の際に一番大きな打撃を受けやすい女性や子どもにとっての意味は大きい。彼らはコメを食べることによってたくさんの栄養を摂ることができるでしょう」とコルシノ事務所長は述べた。

冬期、アフガニスタンでは大雪により数千の村が孤立し、食糧不足に陥りがちである。このような村に対し、WFPは昨年に続き、雪が降って道路が遮断される前に食糧を配給することを目指している。毎年、アフガニスタン全土にわたり数十万人が、干ばつ、洪水、地震、大雪や大雨などの自然災害による深刻な打撃を受けている。