ミャンマー地震から1年:新たな世界的危機が、生存者が再び飢餓に追いやる懸念
最新の調査結果によると、地震からの回復は依然として極めて脆弱です。被災地であるザガイン地域とマンダレー地域では、6世帯中1世帯の割合で、深刻な食料不安に直面し続けています。全世帯の半数はいまだ不安定な食料状況にあり、日々をしのぐのが精いっぱいで、わずかな衝撃にも耐えられません。今、まさにその追加の衝撃が現実化しています。
「地震を生き延びた人びとは、ようやく生活を立て直し始めたところですが、現在、新たな衝撃によって後退を余儀なくされています」と、WFPミャンマー事務所のマイケル・ダンフォード代表は述べました。「この新たな世界的な不安定化の波は、ミャンマーにとって最悪のタイミングでした」。
中東紛争は輸送網を混乱させ、ミャンマー国内では燃料不足が深刻化しています。燃料価格の高騰は食料や農産物の輸送コストを押し上げ、すでに生活必需品の確保に苦しむ人びとにさらなる重荷となっています。
中東情勢の影響は、モンスーン期の作付けの準備をしている農家にも及んでいます。今後3か月で肥料需要の増加が見込まれる中、燃料不足と資材価格の上昇により、生産コストは昨年の2倍に達する可能性があります。
こうした複合的なショックはチン、カチン、カヤー、ラカイン、ザガイン、シャンなど、紛争や地震の被災地で、特に深刻な影響を及ぼすと見られています。すでに総人口の約4分の1にあたる1,240万人が深刻な飢餓に直面しているミャンマーでは、食料不安がさらに悪化するおそれがあります。
WFPは過去1年間、地震の被災者50万人に対して、緊急支援と復興支援を届けてきました。現在は緊急対応から、地域社会の長期的な安定につながるインフラ復旧支援へと移行しています。
WFPは2026年、全国150万人に命をつなぐための援助と、将来に備える取り組みのため、1億5,000万米ドルの資金を必要としています。十分な資金が確保できなければ、緊急支援を優先せざるを得なくなり、地震被災者が生計を立て直し、長期的な援助依存を減らすための復興支援を縮小する可能性があります。
「ミャンマーの人びとは、紛争、気候災害、壊滅的な地震、そして今また世界的な燃料危機と、度重なるショックにさらされてきました」とダンフォード代表は警告します。「今こそ、私たちが寄り添うべき時です。地震から1年、彼らはこれ以上の後退に耐える余裕はありません」。
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世界食糧計画(WFP) は世界最大の人道支援機関であり、緊急時には命を救い、食料支援を通じて人々が紛争、災害、気候変動の影響から立ち直るための平和と安定、繁栄への道を築いています。
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田中 理子 satoko.tanaka@wfp.org