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グルジアの避難民にWFPが食糧支援 

グルジアの避難民にWFPが食糧支援 
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トビリシ発

WFPはグルジアにおいて2,000人以上の避難民を対象に食糧支援を開始した。グルジアの南オセチア自治州では、戦闘が始まった8日以来、死者は数百人に上り数千人が避難している。

WFPはグルジア政府からの要請を受け、首都トビリシの避難所で避難生活を送る1,900人に10日分の食糧を配給した。WFPグルジア事務所のカストロ所長は、「WFPの支援が必要な人々は刻々と増えており、トビリシだけでもすでに2,750人の避難民が登録されている」と述べた。さらに、「多くの避難民が親類や正式な避難場ではないところに避難している」という。

避難民には調理が不要な高カロリービスケットを配給する予定である。

食糧支援に加え、WFPは人道支援活動を行う団体に対して物資輸送の支援を行う。WFPは既に1993年からグルジアにおいて、貧困地域に住む人々や、児童、結核患者、HIV/AIDS感染者を対象に食糧支援を行っており、WFPがすでに構築したネットワークを活用する。

この四日間で数千人が南オセチアを離れ、多くは他のグルジア地域で避難生活を送っている。ロシア政府によると30,000人が国境を越え、北オセチアに避難した。ロシア政府はこれらの避難民に人道支援を行うとしている。

WFPは10日、国連難民高等弁務官(UNHCR)との共同調査で戦闘の影響を受けたグルジア中部の町ゴリを視察した。人口40,000人程度だった町は、人通りがほぼなくなっていたという。