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飢餓撲滅に向けばく進:14ヶ国横断自動車レース、ヨルダンで閉幕

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アンマン ― 120台の旧型自動車がドイツのオバースタフェンから14ヶ国を巡り、本日ヨルダンの首都アンマンに到着した。このラリーは「飢餓と立ち向かうドライブ」ラリーと銘打たれ、世界中の飢餓及び貧困との戦いについて啓蒙することを目的に行われた。

5月26日に始まったこのラリーは、バスマ・ビント・タラル皇太子殿下の下、WFPと協力した貧困撲滅と食糧安全保障向上のためのヨルダン国家同盟(Jordanian National Alliance for Combating Hunger and Enhancing Food Security)によって開かれた。

ドイツ、オーストラリア、イタリア、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、ハンガリー、ローマニア、ブルガリア、ギリシャ、トルコ、シリア、そしてヨルダンを経ての5000キロ以上に及ぶ道のりを、250人の参加者とその友人たちは自身の旧型車を操り、歴史的遺跡に立ち寄っては飢餓撲滅に向けた努力への一層の関心と支援を訴えていた。

ドライバーたちを迎えたバスマ・ビント・タラル皇太子はこのイベントを賞賛され、「私達は世界ラリーに出場するために高価な車を買う必要はありません。そして飢餓撲滅もまたお金のかかることではないのです。それはただ適切な政策とそれを実行するための適切な資源を持とうとする政治的意思と決意を必要としているだけなのです。もはや、世界はすべての子供、女性、男性が健やかな暮らしを営むだけの十分な食糧を生産しているのです」と述べられた。

ラリーの期間中、参加者は服や靴を人々に配給し、回った国々の食事の調理法を編集した。参加者は料理本を印刷し、ヨルダンでの人道支援活動を手助けする資金とする予定である。

「本当に多くの幸運な人々がテレビに映し出される不幸や飢餓の映像に慣れてしまっていると感じることがあります。我々はこのラリーが無関心のサイクルを壊すことにつながることを願っています。なぜならばこれは責任感と決意を持った人は皆、依然として基本的な食料のニーズを確保することのできない、世界中に散らばる数百万もの人々の命に大きな影響を与えることができることを示しているからです」と、WFPヨルダン事務所代表のジェメ・アブデルワハブは述べている。

アブデルワハブは更に、「飢餓とそれに関連する病気によってほぼ1,000万人が1時間ごとに亡くなっています。我々はこのラリーのようなイベントによって、一般の人々の関心がこのグローバルな課題に再び向けられることを願っています」と語った。

スタートラインに立った120台の車のうち、113台がゴールした。使用する車の市場価値が2000ユーロを超えないことが参加への唯一の条件である。

ラリーに使用された車は売却され、そのお金はヨルダン国内同盟の活動に充てられる予定である。2004年に設立されたこの同盟は、この飢餓と貧困を撲滅するヨルダン政府のプログラムを支援している。

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WFPは世界最大の人道支援機関です。毎年、少なくとも80の世界の貧困国で、5,800万人の空腹に苦しむ子供を含む、平均9,000万人に栄養食品を配給しています。WFP−私たちは人々を支えています。


ラリーの様子や写真を希望される方は、こちらまでご連絡下さい。
Ola El-Tanani, WFP/Mobile, Tel. +962795746068, Ola.El-Tanani@wfp.org

更なる情報を希望される方は、こちらまでご連絡下さい。
Faten Alhindi, WFP/Jordan, Tel. +962796665255
Sawsan Al Fayez, Rally Coordinator, Tel. +962777939473
Mohamed Amasha, WFP/Cairo, Tel. +20-12 234 8510