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ハイチ支援 国際社会からWFPへ多額の支援

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ジョセット・シーランWFP事務局長は、ハイチにおける緊急支援活動に対して国際社会から巨額の支援が集まったことに謝意を述べた。

WFPのハイチ支援活動に対し、各国政府、企業からインターネットゲームのユーザーにいたるまで、幅広い層からおよそ2億3千万ドル相当におよぶ寄付が集まった(現金、物資、サービスの提供を含む)。日本政府からは900万ドルが拠出された。

シーラン事務局長は、「国際社会がWFPの呼びかけに迅速に応えたおかげで、ハイチで多くの人命を救うことができました。今、WFPはハイチで困窮した子どもや女性を何百万人も支援しています。皆様のご支援に心より御礼を申し上げます」と話した。

WFPのハイチにおける緊急支援活動は、2010年末まで延長され、その活動には当初の予算の倍を超える8億ドルが必要となる見込み。

今回のハイチ支援では、企業や個人などの民間部門から、6,000万ドルという前例をはるかに超える規模の支援がWFPに寄せられた。現金の寄付はもちろんのこと、専門知識や人材を提供した企業も多くあった。物流企業のTNTは、貨物輸送機2機を迅速に用意し、支援物資の輸送用に提供した。ブリティッシュ・エアウェイズ、マースク、ユナイテッド航空も無料の貨物フライトを提供した。

個人からも多大な寄付が寄せられている。オンラインゲームを提供するZynga社は、フェイスブックで人気のゲームFarmVilleを通じての募金活動を展開。ゲームの中でアイテムを購入する際に本物の金銭を募金として払うよう呼びかけ、5日間で150万ドルの寄付を集めることに成功した。

著名人もWFPを積極的に支援している。WFPはハイチ支援のためのスペシャル・チャリティ番組「Hope for Haiti Now」の寄付先の一つに選ばれた。番組にはWFP飢餓撲滅大使のドリュー・バリモアやオフィシャルサポーターのクリスティーナ・アギレラ、シェリル・クロウ、ペネロペ・クルズなど100名以上の著名人が出演、6,000万ドルの寄付が集まった。また、ドリュー・バリモア、チャン・ドンゴン(韓国人俳優)、李寧(中国の元体操選手)などがWFPへ寄付したほか、世界中のオフィシャルサポーターがWFPへの募金を呼びかけるなどして協力している。