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国連WFP事務局長、台風被災地を訪問~食糧は依然、最優先課題~

国連WFP事務局長、台風被災地を訪問~食糧は依然、最優先課題~
タクロバン(フィリピン)発 アーサリン・カズン国連WFP事務局長は週末、台風で大きな被害を受けたフィリピンの被災地を訪問し、「すでに被災者75万人以上に向けて食糧が送り出されました。今後も続々と送る予定です。」と述べました。食糧は依然、最優先の課題です。

11月17日、猛烈な被害を受けた都市タクロバンの被災者に会ったカズン事務局長は、国連WFPや他の支援組織と協力し、災害援助活動を続ける地元の人たちの力強さを讃えました。 避難所となった地域の高校で子どもたちに栄養強化ビスケットを配給した後、カズン事務局長は、「今日、私はタクロバンで、フィリピンの人たちの災害から立ち直ろうとする強い回復力を見ました。タクロバンの人たちは物資をもらおうと待つのではなく、自分たちの生活を再建するための支えを求めています」と述べました。

11月13日からこれまで、米の入った配給物資セット76万人分が送られました。また、レイテ島の24自治体の避難所の人たちと、カズン事務局長が行政担当者に会ったタクロバンの人たち、計3万3千人に向け、栄養強化ビスケットが送られました。 「これらの中にはすべてを失った人たちもいます。でも国連WFPの支援で、栄養のある食糧は確保することができました」とカズン事務局長は述べました。「国連WFPはパートナーであるフィリピン社会福祉開発省とともに、被災者に食糧を届けるため最大限努力しています。物資輸送上の問題にともに立ち向かい、日々、より多くの人に物資を届けています。」

18日、カズン事務局長はセブ島及びレイテ島の都市オルモックとサマール島の都市ギワンの災害支援拠点に加え、レイテ島の西に位置するパナイ島の都市ロクサスを訪れる予定です。

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