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国連WFP、包囲されたシリアの町ダラヤへ食糧を搬入

国連WFP、包囲されたシリアの町ダラヤへ食糧を搬入
ダマスカス発-国連WFPは、包囲作戦により支援物資を届けられない状況が続いていたダマスカス郊外のダラヤの町へ、2012年以来初めて、食糧の搬入を行いました。この搬入は、国連とシリア赤新月社による合同輸送チームにより行われました。

国連WFPは、4000人の1ヶ月分の小麦粉のほか、2400人の1ヶ月分の基本的な食糧(米、レンズ豆、ひよこ豆、挽き割り小麦、油、塩、砂糖)を搬入しました。また、トラック9台の輸送チームが、医療物資や衛生用品などを、ダラヤの町の人々に届けました。

シリア政府の承認を受け、シリア国内の19の包囲地区すべてへ、今月、更なる人道物資の搬入が計画されています。

他にも、国連WFPは、包囲地区デリゾールの町に閉じ込められている10万人の人々の下へ、空中投下により食糧を届けてきました。引き続き、国連WFPは、食糧を届けるために、次の数週間のうちに、再度、食糧の空中投下を行う予定です。

国連WFPはシリア全土で今月、避難生活を送っている人々や脆弱な立場にある人々、計400万人に食糧を届ける計画ですが、月初の数日で、すでに140万人に対し、命を救う緊急支援を届けることができました。

加えて、国連WFPは、シリア周辺のヨルダン、トルコ、レバノン、イラク、エジプトで避難生活を送るシリア難民150万人に対して、電子マネーを使った食糧支援を行っています。