WFPのトラックが停戦後初めてガザへ 飢える家族に希望の窓を開く
すぐに食べられる食料の小包や小麦粉の袋を積んだトラックは、南部のケレム・シャローム検問所と北部のジキム検問所を通じてガザ地区に入りました。WFPは毎日少なくとも150台のトラックで食料をガザ地区内に運びこむと共に、人道支援を迅速に届けるため、他のパートナー機関への輸送支援も行います。この取り組みはガザ地区の人々の命を救うため、食料やその他の支援物資を届ける人道支援活動の一環です。
「これは重要な第一歩ですが、ガザ地区の支援ニーズは計り知れないほど大きいです。200万人もの人々が、長期にわたって、食料や生きるために必要なものを切実に求めてきました」と、シンディ・マケインWFP事務局長は述べました。「15カ月に及ぶ戦争のあと、全ての検問所が開かれ、効率的かつ効果的に、安定して運用される必要があります。そして人道支援チームがガザ全域を自由かつ安全に移動し、支援を必要としている人々に届けることが不可欠です」。
WFPは、100万人以上が3カ月間生活できる量の食料支援を、ガザ地区との境や搬送ルート上に事前に配置しています。それらはすぐに食べられる食料の小包と小麦粉、温かい食事用の食材と栄養補助食品を含みます。ヨルダン、イスラエル、エジプトの全ての検問所を活用してガザ地区へ物資を送り込む計画です。
WFPの目標は、ガザ全域で迅速な食料支援を提供することです。具体的には、小麦粉や食料の直接配布、パン工場への物資供給再開、栄養不良に瀕している数千人の子どもたちへの栄養補助食品の提供が含まれます。食料やその他の物資の商業供給が開始され次第、電子引換券や現金を提供し、食料や必需品を自ら購入できる仕組みを整える予定です。さらに可能な限り早くパートナーと協力し、地域の食料生産支援を再開することを目指しています。
WFPは停戦期間中、必要としている全ての人々に支援を届け、インパクトのある活動を実施するために、すべての当事者に対して人道支援物資の安全な輸送と配布を求めます。そして今後、ガザ地区の人々に対する支援の継続と完全な復興を支援するよう呼びかけます。
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WFP国連世界食糧計画は、緊急時に命を救い、食料支援を通じて紛争、災害、気候変動の影響から回復する人々の平和、安定、繁栄への道を築く世界最大の人道支援機関です。