イノベーション支援事業への参加
WFPでは、飢餓撲滅の活動におけるイノベーションを求め、スタートアップ企業等やNGOといった外部団体及びWFPスタッフを対象に、メンターシップや助成金等の支援事業「WFPイノベーション・アクセラレーター」 (‘The WFP Innovation Accelerator’)を展開しています。
2015年、ドイツ・ミュンヘンに設立したWFPイノベーション・アクセラレーターでは、年に約2~3回、WFP内外から人道支援活動を革新的に前進させるアイデアや技術を募集しています。
審査を通過したチームは、短期集中型のトレーニングに招待され、そこで更に選抜された場合、WFPの食料支援活動現場に試験的に技術を活用していただきます。(活用に至ったイノベーションの事例はこちら)
応募条件や締切等の募集要項、各種プログラムの予定等はこちらをご参照ください。
その他、日本語の資料はこちら。
なお、WFPイノベーション・アクセラレーターでは、企業や財団から人道支援活動におけるイノベーションをサポートする金銭的なご支援も求めております。詳しくはWFP日本事務所までご連絡ください。
●WFPイノベーション・アクセラレーターにおけるステップ
イノベーション・ブートキャンプ
イノベーション・ブートキャンプは、5日間の短期集中型ワークショップです。メンターやファシリテーターの下、参加チームは課題を掘り下げ、解決策を編み出し、事業計画を洗練させます。ブートキャンプの終了時には、WFPや他組織・企業の関係者・投資家に対するピッチ・イベントを開催し、スプリント・プログラムへの選定や他組織・企業との関係発展の機会を提供します。
スプリント・プログラム
WFPのスプリント・プログラムは、6ヶ月間の集中プログラムです。概念実証(PoC)、プロトタイプの開発、実施段階に至るまで支援します。参加者は、10万米ドルの資金、世界クラスのメンター、成果を生み出すプログラム策定、WFPの広大なフィールド活動に関与することができます。
スケールアップ・エナブルメント・プログラム
スケールアップ・エナブルメント・プログラムでは、イノベーションのインパクトを更にスケールアップさせます。そのために、戦略計画の策定、資金調達活動、コミュニケーション活動、ナレッジ・マネジメント、メンターシップ等を提供・支援します。WFPの食料支援活動の効率性と効果を高め、複数国にまたがって、10万人以上に影響を与えることを想定したプログラムです。
2020年、WFPイノベーション・アクセラレーターは、FastCompanyのBest Workplaces for Innovators及びInnovative Team of the Year 2020を受賞しました。 また、本アクセラレーターから生まれた飢餓撲滅の寄付アプリ「ShareTheMeal」は、グーグル社及びアップル社の両社から 2020年のベスト・アプリの一つに認定されました。 |
※上記情報は2021年1月時点のものです。最新情報は下記をご参照ください。
ウェブサイト:https://innovation.wfp.org/
Twitter: @WFPInnovation
LinkedIn: WFP Innovation Accelerator