© WFP/Ifrah Osman Absieh
食料安全保障の分析
緊急事態に直面した時、また構造的な食料不足に取り組む時、情報が命を救うことがあります。
食料不足に陥った人や、最も影響を受けやすい人はどんな人たちなのか。どこに何人いて、原因は何か。今後予想される展開や、リスクはどのようなものか。国連WFPには世界150人以上の分析担当者のネットワークがあり、こうした問いへの答えを見出そうとしています。この作業は、食料安全保障分析(Vulnerability Assessment and Mapping 、略称VAM)と呼ばれます。
国連WFPは食料安全保障の分析と監視を通じて、各国が活用できる情報を提供しています。伝統的な評価手法と先端技術を併用し、世界中で食料不安を抱える人々を特定するとともに、その根本的な原因を明らかにします。
国連WFPは各国政府、連携する国連機関およびNGOと緊密に協力し、それぞれの状況に応じた政策と支援プログラムを提供しています。その際は経済、地理的条件および、その地域の家庭がどれだけ食料事情の悪化に持ちこたえられるかなどを分析して図表化し、それを基に事業計画を策定します。