ストーリー | 12 6 月 2018
国連WFPに届いた、1枚の絵をご紹介しましょう。
木には色とりどりの果物が実り、子どもたちは果実で一杯になったかごを抱えています。これから取った果物をみんなで食べるのでしょうか、女の子たちの楽しそうな笑顔が印象的です。タジキスタンの小学生、オミナイ・アスリディンが描きました。
これらの果物の木々は、日本の国連WFP協会に対する寄付を使って植えられました。
「給食のおかげで勉強できる」
タジキスタンは、決して豊かな国ではありません。
国内の9割は山岳地帯で産業は乏しく、多くの家庭がロシアなどへの出稼ぎで生計を立てています。食料自給率は5割程度で、5歳未満の子どもの3割弱が慢性の、1割が急性の栄養不良に悩まされています。
国連WFPは食料事情の悪い地域を中心に、学校全体の約半分に当たる2000校、約40万人に学校給食支援を実施しています。