ニュースリリース | 15 10 月 2021
ナイジェリアでは、新型コロナウィルスによる社会経済的影響、食料価格の高騰、食料供給の制限などにより、深刻な飢餓が5年ぶりの高水準に達しています。さらに、2021年9月には国内避難民の数が200万人を突破し、厳しい節目を迎えています。
「食料配給を削減するということは、誰が食べられるか、誰が空腹のまま寝るかを選ぶということです。」国連WFP西アフリカ地域事務所のクリス・ニコイ代表は、先日ナイジェリアを訪問した際に、「飢餓が最も深刻な時に、命を救うための人道支援活動の資金が枯渇している」と述べました。
数週間のうちに少なくとも5,500万ドルが届かなければ、国連WFPは早ければ11月にも食料配給を削減し、最も弱い立場にある人びとへの支援が優先されている中で、支援対象者の数を減らさざるを得なくなります。