ストーリー | 05 9 月 2018
皆さんは国連WFPサポーター、ÜSAさんが視察に訪れた中南米・ホンジュラスのことをご存知ですか?地球のほぼ裏側で、訪れる日本人も少ないこの国について、また国連WFPが現地で行っている支援活動について、それぞれご紹介します。
ホンジュラスは日本の3分の1ほどの国土を持ち、人口は910万人。国民の約6割が貧困状態にある、中南米の最貧国の一つです。人口の7割が農業で生計を立てており、主にバナナやコーヒーを栽培しています。
しかし近年、この国は気候変動にほんろうされ、食料不足が慢性化しています。
ホンジュラスを含む中米一帯は2014~17年、ひどい干ばつに襲われました。エルニーニョが干ばつを深刻化させたこともあって農作物の収穫が減り、多くの農家が打撃を受けました。一方で2015年には異常な豪雨によって、農作物の半分以上が失われました。