2022 年 6 月 6 日 FAOとWFPが警告:飢餓が数十か国の安定化を脅かし、広範囲にわたる食料危機が迫る 新たに発表されたハンガーホットスポットの報告書(hunger hotspots report)によると、紛争、異常気象、経済ショック、新型コロナウイルス感染症拡大の影響、そしてウクライナ戦争の余波によって、食料と燃料の価格が高騰し、安定が脅かされ、何百万人もの人びとが貧困と飢餓に追いやられています。 ローマ―国連食糧農業機関(FAO)とWFP国連世界食糧計画(国連WFP)は本日、紛争、気候危機、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響、巨額の公的債務負担などによって、複数の食料危機が迫っていると厳しい警告を発しました。ウクライナ戦争の波及により、世界中の多くの国々で食料・燃料の価格が高騰しています。すでに農村部の疎外や脆弱な農業システムといった課題があった中、状況が悪化し、さらなる打撃となっています。 食料安全保障 紛争 パートナーシップ
2022 年 5 月 10 日 日本政府、イエメンで命を救う食料支援に1000万米ドル拠出 サナア/横浜-WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、イエメンで命を救う食料支援のための日本政府による1000万米ドルの緊急無償資金協力を歓迎します。イエメンでは長年にわたる紛争、経済危機、ウクライナでの戦争の影響などから人びとが危機の瀬戸際に追いやられています。 資金調達 食料安全保障 紛争 イエメン 日本
2022 年 5 月 9 日 アフガニスタンで記録的水準の飢餓が継続:危機の解決に人道支援、生計支援、雇用、長期的な投資が必要 人道支援により厳しい冬に大惨事を回避。一方、かつてない水準の飢餓が継続。 カブール―アフガニスタンの人口の約半数にあたる1970万人が深刻な飢餓に直面していると、最新の総合的食料安全保障レベル分類 (IPC)の分析で明らかになりました。この調査は2022年1月から2月にかけて、国連食糧農業機関(FAO)やWFP国連世界食糧計画(国連WFP)、多くのNGOを含む食料安全保障と農業クラスターのパートナーによって行われました。 食料安全保障
2022 年 5 月 4 日 食料危機に関するグローバル報告書:食料不安の記録更新 国際社会が食料危機の根本原因に対処するための防止、予見、注力を要請 ローマ ー 急性食料不安に陥り、緊急の命を救う食料支援や生計支援を必要とする人の数が憂慮すべき割合で増加し続けています。食料危機が起きたあとに対処するだけではなく、根本原因への対応がこれまで以上に喫緊の課題となっています。これは、国連、欧州連合(EU)、政府機関、非政府組織が協力して食料危機に取り組む連合体「食料危機対策グローバルネットワーク」(GNAFC)が本日発表した年間報告書で指摘されています。 食料安全保障
2022 年 4 月 19 日 雨も資金も不足:アフリカの角では数百万世帯が壊滅的状況に近づく ナイロビ ― アフリカの角全域で切実に必要とされている雨は、雨季に入ってほぼ1カ月が経過した現在も実現していません。こうした状況が続き、人道支援が停滞、さらには減少した場合、干ばつによる飢餓人口が現在推定されている1400万人から2022年に2000万人に急増する恐れがあると、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は本日警告しました。 気候 食料安全保障
2022 年 4 月 15 日 国連WFP、ウクライナの包囲された都市へのアクセスを要請 キーウ―WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、本日ウクライナで命を救う活動の最大の障害となっているのは、アクセスがないことであるとし、包囲された都市で身動きが取れなくなっている人びとへ妨げられることのないアクセスの確立を求めました。 緊急支援 ウクライナ
2022 年 4 月 14 日 食料価格と燃料費の高騰で、記録的飢餓と資金不足に直面する西アフリカで活動費が増加 ダカール ―世界の食料・燃料価格を押し上げているウクライナ紛争の波及効果により、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)の2022年の運営費は、西アフリカだけで1億3600万米ドルの増加が見込まれています。この地域における深刻な飢餓は3年間で4倍に増えました。今年は10年ぶりの高水準に達し、2022年6月までに4300万人の女性、男性、子どもが深刻な食料不足に直面すると予想されています。
2022 年 4 月 13 日 急増するコスト、紛争の激化、気候災害の増加により、アフリカ東部の数百万人の難民の未来が絶望的に ナイロビ ― 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とWFP国連世界食糧計画(国連WFP)は本日、紛争、気候変動、新型コロナウィルスの影響、食料・燃料価格の高騰といった問題を抱え、人道的資金が限界に達しているため、アフリカ東部の数百万の避難民の食料配配給量が減少し、より深刻な飢餓状態に陥ると警告しました。 難民と移民 紛争 気候
2022 年 4 月 12 日 ソマリアにおける干ばつの緊急事態 ソマリアは、降雨の不足、食料価格の高騰、巨額の資金不足が重なる最悪の状況で飢きんの状態に直面し、人口の約40%が深刻な飢餓に陥っています。 モガディシュ ― 国連機関は本日、ソマリアでは、何百万人もの人が飢きんに陥る危険にさらされていると警告しました。ソマリアでは長引く干ばつで生命と生計が破壊され、高まるニーズに対して支援のための資金が追い付いていません。 干ばつ 食料価格 資金調達 ソマリア
2022 年 4 月 6 日 日本、ウクライナの人道的食料支援に2,800万ドルを提供 リヴィウ ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、ウクライナ紛争で影響をうけた人びとへの人道的食料支援を目的とした日本政府からの1,400万米ドルの追加拠出を歓迎します。これにより、ウクライナ危機に対する日本からの支援額は合計2,800万米ドルとなりました。 資金調達 食料安全保障 紛争 ウクライナ 日本
2022 年 3 月 30 日 国連WFP、紛争下のウクライナで100万人に命を救う食料支援を実施 リヴィウ ― ウクライナ紛争から1カ月、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は同国の100万人に緊急食料支援を行い、食料を必要とするコミュニティに大規模に食料を提供できるシステムを構築しました。トラック、列車、ミニバンなどが、今日もウクライナ全国の最も脆弱な人びとに食料を届けており、今後数日でより多くの輸送隊が到着する予定です。 ロジスティックスと輸送ネットワーク 事務局長 緊急支援 ウクライナ
2022 年 3 月 18 日 国連WFP、ウクライナの緊急食料支援に日本からの1,400万米ドルを歓迎 クラクフ ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、ウクライナ紛争の影響を受けた人びとへの緊急食料支援を目的とした日本政府からの1,400万ドルの拠出を歓迎します。 食料安全保障 緊急支援 紛争 日本 ウクライナ
2022 年 3 月 14 日 イエメン:資金が枯渇し、かつてないレベルの深刻な飢餓 サヌア、アデン、ローマ、ニューヨーク、2022年3月14日 ― イエメンですでに深刻な状況にある飢餓の危機は完全な大惨事に瀕しており、食料支援を必要とする人の数は1740万人、緊急レベルの飢餓に直面する人の数も増えていると国連機関が警告しました。 食料安全保障 紛争 緊急支援 イエメン
2022 年 3 月 4 日 国連WFPはウクライナへの食料支援を拡大、紛争による影響を警告 ジェシュフ, ポーランド ー ウクライナでの緊急支援が本格化した今日、国連WFPは戦闘地の家族が食料を得ることが難しくなっていることに深く憂慮し、危機の影響はウクライナ以外の国にも及ぶことになると警告しました。 緊急支援 事務局長 紛争 ウクライナ
2022 年 2 月 24 日 食料支援の資金減少でイエメンの大惨事まで秒読み サヌア ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)のデイビッド・ビーズリー事務局長は本日、紛争で荒廃したイエメンへの2日間の訪問を終え、人道支援資金の枯渇により、国連WFPは数百万の飢餓に苦しむ家族への食料支援を縮小せざるを得ず、イエメンは大惨事になりつつあると警告しました。 食料安全保障 緊急支援 紛争 イエメン
2022 年 2 月 24 日 国連WFP事務局長 ウクライナの紛争に対する声明を発表 ローマ ― ウクライナで展開されている紛争、またその影響を受けた地域に住む市民への食料アクセスや国連WFPの世界での活動への影響に深く憂慮しています。私たちはこの危機に巻き込まれた人たちとともにあり、国連事務総長の即時停戦の呼びかけに賛同します。 紛争 事務局長 ウクライナ
2022 年 2 月 22 日 日本政府、国連WFPのシリアでの食料支援に500万米ドルを拠出 ダマスカス ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、シリアで脆弱な家族に命を救う食料を届け、厳しい冬を乗り切るために拠出される日本政府からの500万米ドルの支援を歓迎します。 食料安全保障 レジリエンス シリア 日本
2022 年 2 月 18 日 国連WFP事務局長、地球全体に広がる飢餓の火山帯での飢え、大規模な移動、不安定化を警告 ローマ/ミュンヘン ― 世界各地に飢餓の火山帯が広がり、紛争や気候危機、新型コロナウィルス感染症や物価上昇で、何百万人もの人びとが飢餓に瀕し、 今年は世界中で移民や不安定要素が増える恐れがあると、国連世界食糧計画(国連WFP)のデイビッド・ビーズリー事務局長は本日、警告しました。 事務局長
2022 年 2 月 8 日 アフリカの角を襲う干ばつで、1300万人が深刻な飢餓に直面 ナイロビ ― アフリカの角では1981年以来最も乾燥した状況が続いており、深刻な干ばつにより、今年の第1四半期にはエチオピア、ケニア、ソマリア全体で推定1300万人が深刻な飢餓に直面すると、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)が本日警告しました。 エチオピア ケニア ソマリア
2022 年 2 月 8 日 国連WFP、日本政府による6,600万ドルの緊急食料支援を歓迎 横浜 ― WFP 国連世界食糧計画(国連WFP)は日本政府からの総額6,600万米ドルの支援を歓迎します。この資金はアジア、中東、アフリカの26カ国で脆弱な人びとに緊急食料支援と生計支援にあてられます。 資金調達
2022 年 1 月 28 日 エチオピア北部で深刻な飢餓 アディスアババ ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)が本日発表した新たな食料安全保障評価によると、15カ月にわたる紛争の後、ティグライに住む人の約40%が極度の食料不足に陥っていることが明らかになりました。一方、北部の紛争の影響を受けた3つの地域全体で、過去最大の900万人以上が人道的食料支援を必要としています。 緊急支援 食料安全保障 エチオピア
2022 年 1 月 10 日 国連WFP、コックスバザール難民キャンプで火災の被害を受けたロヒンギャ族家族を支援 コックスバザール ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は本日、クトゥパロン難民居住区のキャンプ16で少なくとも500のシェルターを損傷または破壊した大火災の影響を受けた難民2200人に温かい食事を提供する予定です。
2022 年 1 月 7 日 フィリピンの台風被災家庭の栄養が危機に瀕していると国連WFPが警告 マニラ ― フィリピンの広範囲に被害をもたらした超大型台風オデット(国際名:ライ)から3週間、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、今後6カ月間に緊急の食料需要が満たされなければ、被害の大きかった地域のコミュニティで栄養と食料安全保障が危険にさらされると警告しています。
2021 年 12 月 30 日 倉庫への攻撃により、国連WFPは北ダルフールのエル・ファーシルでの活動を停止 ローマ ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、州都エル・ファーシルにある倉庫3棟すべてが襲撃されたことを受け、スーダンの北ダルフール州全域で活動を停止しました。この停止により、2022年には同地域の200万人近い人びとが影響を受ける可能性があります。
2021 年 12 月 22 日 国連WFPがイエメンで食料支援削減を余儀なくされ、飢餓が拡大する中、その影響を警告 サナア ― WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は本日、イエメンの1300万人に対する食料支援を継続するための資金が底をつきつつあると警告しました。1月以降、800万人が減量された食料配給を受け、飢きんに陥る危険にさらされている500万人は完全配給のままとなります。 食料安全保障 緊急支援 資金調達 イエメン