© WFP/Saikat Mojumder
バングラデシュ/ミャンマー緊急支援
ミャンマー北部のラカイン州で起こった武力衝突によって、大勢の人がミャンマー国内の別の地域に避難したり、バングラデシュへと国境を越えました。何十万人もの人々がバングラデシュのコックスバザールで、その場しのぎの居住環境で不安定な生活を強いられています。
国連WFPは地元や国際的な機関・団体とともに、ミャンマーからバングラデシュにたどり着いた人々への支援をしています。到着まもない人々は栄養強化ビスケットを受け取り、その後隔週で、米やレンズ豆、油などが配布されます。
国連WFPはコックスバザールに新たに到着するすべての難民に対して、電子食料引換券を使って支援を行うことを計画しています。食料引換券は現物の食料配給よりも栄養価の高い食材をもたらすとともに、女性を後押しし、貨幣価値を維持して地元経済を活性化することができるとともに、コストを低く抑える事ができます。
ミャンマーからの難民への支援
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食料支援
2018年1月時点で、88万2,000人が国連WFPを通じた食料支援を受けました。内容は、隔週で、家族5人分に相当する米25kg、レンズ豆4kgと油です。9万人が国連WFPの電子食料引換券の受給に登録されていて、毎月、デビットカードに給付金が前払いされます。受給者はこのカードを使って、指定の商店で米や豆、生鮮野菜や卵、魚の干物など19種類の食材を買うことができます。
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栄養支援
深刻な栄養不良を改善するため、国連WFPは生後6カ月から5歳未満乳幼児および妊婦や授乳中の母親12万4,000人を対象に支援しています。