12. 世界とつながろう


 

日本の大きな支援(しえん)
 日本のみなさんの中には、途上国(とじょうこく)といえばわたしたちとは関係のうすい、遠い世界と思う人もいるかもしれませんね。でも実は、日本と途上国は強くつながっているのです。
 国連WFPの支援活動(しえんかつどう)は、いろいろな国や会社、グループ、そして一人ひとりの募金(ぼきん)や応援(おうえん)でなりたっています。
 中でも、日本はとりわけ大きな応援をしています。みなさんのおうちの人など、大人が日本の国にはらった税金(ぜいきん)が、途上国で国連WFPなどの支援活動に使われているのです。日本が国連WFPに支援してくれるからで、そのお金はとても多く、去年は世界5位でした。
 日本からもらったお金で国連WFPが買った食べ物には「日本の人たちからのおくりもの」と書いてあり、日の丸がついています。
 これを見て、途上国の人たちは「日本という国はとても親切なんだな」と感謝(かんしゃ)し、日本に対して、とてもいいイメージを持っています。
 2011年に東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)が起きたとき、途上国をふくめ世界中から日本に支援が集まったのは、今までの支援に対して日本に感謝している人が世界中にいるからだともいわれています。

日本からの支援(しえん)で配られる食べ物を受け取った子どもたち
アフリカ中部の国ルワンダで

 

みんなにもできる途上国支援(とじょうこくしえん) ~作文で給食1回分も~
 国だけではなく、わたしたちにもできることがあります。
 まずは、飢(う)えの問題について考え、それを解決(かいけつ)しよう!とまわりの人に伝えることです。解決しようと思う人がふえれば、大きな力になります。
 例えば、夏休みの自由研究で、飢えについてまとめてクラスで発表してみてください。
 また、国連WFPではエッセーコンテストも実施しています。作文を書いて応募(おうぼ)すると、途上国の子どもに給食1回分がプレゼントされます。ぜひ書いてみてください。くわしくはこちら
 おうちの人と買い物をするときは、売り上げの一部が寄付(きふ)される商品を探してみてください。赤いカップのマークがついた商品を買うと、その売り上げの一部が国連WFPに寄付され、途上国の子どもに給食をプレゼントすることができます。

このマークがついた商品を買うと、売り上げの一部が国連WFPに寄付(きふ)されます

 

イベント参加で寄付(きふ)
 毎年5月には横浜(よこはま)で歩くイベントも開かれます。今年も約3600人が参加しました。5キロか10キロのコースを歩き、参加費の一部が国連WFPに寄付されます。来年も予定していますから、おうちの人や友だちと参加してみませんか。
 世界では8人に1人が飢えています。でも「飢えをなくそう!」という思いで世界が一致団結(いっちだんけつ)すれば、なくす方法はあるのです。
 あなたも地球に生まれた一人として、飢えの問題解決に向かってできることをやってみませんか。

 

※この記事の原文は2013年6月に朝日小学生新聞に掲載されました。

 



子どもページ「飢(う)えのない世界を」

1. 「飢(う)え」ってなに?2. なぜ飢(う)えてしまうの?3. 国連WFPの緊急支援(きんきゅうしえん)
4. シリアはいま5. 栄養が貧困脱出(ひんこんだっしゅつ)のかぎ6. 給食がかなえた夢(ゆめ)
7. 支援(しえん)を「卒業」する8. アフリカで農家の支援(しえん)9. 支援物資(しえんぶっし)をどう運ぶ?
10. 「進化」する支援方法(しえんほうほう)11. 支援(しえん)の現場(げんば)で働く12. 世界とつながろう