イエメン難民が現金支給によって取り戻した「アイデンティティ」

Published on 29 January 2018

写真:WFP/Datto Gaas

「魚を食べることは、私たちの文化の一部です。国連WFPからの現金による支援で、私たちはイエメンで紛争が始まる前に持っていたアイデンティティを再び見いだした思いです」。ジブチへ避難しているイエメン難民のファティアは話しました。

2015年6月、ファティアと夫のアド、6人の子どもたちは、イエメンの海岸沿いの町、ドゥバブから、安全を求めて着の身着のままで紅海を挟んだ隣国であるジブチのオボックへたどり着きました。

「イエメンでの快適な生活に慣れていたため、最初のうち、キャンプでの状況は厳しいものでした。夫の給料のおかげで、私は家族にきちんとした食事を作り、3人の子どもを学校に通わせることができました」とファティアは振り返ります。

2年半の紛争と破壊によって、イエメンは飢きんの瀬戸際に追いやられ、世界最大の飢餓の危機に陥っています。 数千人もの人々が、安全な避難所を求めて国を逃れました。ジブチは約38,000人のイエメン難民を受け入れ、難民の多くは他の国に避難しました。ジブチに留まっている人々は、オボックにあるマルカジ難民キャンプや都市部に住んでいます。

ジブチにおいて国連WFPは毎月、難民キャンプに住むすべての難民と庇護希望者に、食糧そのものや現金の配布を行っています。現金を受け取った難民は、地元の店で、家族の好みに応じてさまざまな食材を買うことができるようになります。国連WFPはさらに、毎月主食を現物支給しているほか、栄養不良に陥っている子どもや、栄養不良の危険性が高いそれ以外の年代の人々へ栄養強化食品も配っています。

「私たちがこのキャンプに着いて以来、常に支援してくれた国連WFPに感謝しています」。ファティアは言います。「特に10月以降、現金を受け取れるようになり、子どもたちのために市場で魚や野菜、調味料やミルクを変えるようになったことで、生活は大きく変わりました」

国連WFPは毎月、1人当たり小麦粉9kg、豆類1kg、食用油1リットル、砂糖0.5 kg、塩150gを配布。加えて、現金を500ジブチフラン支給していることで、人々は、野菜などの生鮮食料品を購入し、食材を補えています。

キャンプ内には食料品店が4つしかありませんでした。国連WFPは、新鮮な食品を置くなど一定の条件を満たした店に対し、融資を実施。需要の増加に対応し、食品を確保できるようにしています。

現金支援は、難民家庭の暮らしを支えるだけではありません。何千人もの難民が地元の店や市場で食材を購入することによって、受け入れ国であるジブチの経済も活性化する効果がありました。

国連WFPでは、イエメンで緊急支援を行っております。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いします。

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