カメルーン:紛争から逃れて。それでも学校に行きたい

Published on 31 October 2017

写真:WFP/Sofia Engdahl

紛争によって故郷を追われながらも、何とか勉強を続けたいと願う子どもたち。中部アフリカ、カメルーンの北部に位置するロゴーヌ=エ=シャリの村々で暮らす6歳から13歳までの子どもたちです。しかし、資金不足により国連WFPの学校給食支援を受けられていない、そんな子どもたちの声を届けます。

カメルーン最北のこの地域は、ナイジェリアの国境から広がるボコ・ハラムの暴力により甚大な被害を受け、隣国ナイジェリアと、自国カメルーンからの避難民およそ20万人を抱えており、さらに、この地域は深刻な食糧不足にも悩まされています。

 

ザラ

一家は、ボコ・ハラムの攻撃を受け、ナイジェリアとの国境近くのフォトーコルから避難してきました。
「何も持たずにここクッセリに到着しました。でも、最初は住む場所もありませんでした。その後、地元の人が部屋に泊めてくれることになったので、今は15人家族で1部屋に暮らしています。生活はとても大変。食べ物がないこともあるし、部屋はとても狭いから。でもここではボコ・ハラムに怯えなくていいので幸せです。お父さんが学校に行けば何にだってなれるって教えてくれました。だから、将来は町長になって、家族や地域のために働きたいです」

 

アバ

「ワザで住んでた家は、部屋が5つもあるとても大きな家だったんだ。僕の部屋もあったし、お父さんが買ってくれたボールも持っていた。あの頃は、家族みんなが幸せだった。なのにある日、ボコ・ハラムがやって来て人殺しを始めたんだ。お父さんが連れていかれて、それから一度も会えていない。お母さんは僕らと一緒にここに逃げてきて一つの部屋に住んで2年になるよ。兄弟は2人ともこの学校に通っているよ」

 

ザラ

「フォトーコルに住んでいた頃は友だちもたくさんいて、『お皿とコップ』っていうゲームが大好きでとっても楽しかったです。お父さんお母さんの役になりきって、子どもたちのために料理してごはんや飲み物を用意するってゲームです。ちょうど家の外でこのゲームをしていたら、お父さんが来て『逃げろ!』って言ったの。あのゲームをまたやりたいけど、今の家にはお皿もコップもないの。だから、床に置いたトレーから家族みんなでご飯を食べています。兄弟がずっと病気にかかってるから、お医者さんになって治してあげたい。それから同じ様にフォトーコルから来た友だちのお母さんもひどい病気だからそれも治してあげたいです。その子はお母さんの食事や薬のお世話をしないといけないから学校に来られないの」

 

ミリアム

「毎朝学校まで片道1時間以上歩かなければならないので、授業についていくのが大変です。時には、親友のマイモウナと一緒に朝5:30に家を出ないといけないこともあります。学校にいる間はほぼいつも、おなかが空いたままなので、行き帰りは本当に大変です。それでも、ボコ・ハラムの攻撃を受けた、故郷のフォトーコルよりここが好きです。ここに住んで、学校に通い続けたいです」

 

マハマット

「去年、学校給食があった時は、クラスメイトがたくさんいたんだ。友だちもいっぱいいて、とっても楽しかった。でも今年は、たった数人しかいないんだ。ほとんどの友だちは学校に来なくなっちゃった。給食がまた始まったら良いなって思う。だって、学校で給食があった時は、もっと学校が楽しかったし、勉強だってもっとできたから」

 

国連WFPが学校給食支援を行っていた2015年には、マハマットの通う学校には300人を超える児童が在籍していました。現在は100人ほどしかいません。校長は、学校給食があったことで、児童は、最大7キロもの道のりを歩いて通学できていた、と話しました。
(本記事は2016年12月に公開された英文記事を抄訳したものです。)

 

国連WFPは、世界約60カ国で学校給食プログラムを実施しています。
子どもたちが学校に通い続けられるよう、引き続きのご支援をお願いいたします。

 

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